名古屋旅行に行くならば欠かせない観光スポット、それが「あいぼく」の愛称で呼ばれる愛知牧場です。*1
私はこの「あいぼく」が大好きです。
どれくらい好きかというと、東京から「あいぼく」目当てに愛知県まで行くほど大好きです。
「あいぼく」は全ての始まりでした。
牛乳の美味しさを教えてくれたのも「あいぼく」ですし、牧場が好きになったのも「あいぼく」がきっかけでした。
以来、旅行先に牧場があると、必ず牧場に行くようになりました。
「あいぼく」の良いところは無限に述べることができますが、今回はそのうち厳選した3つについて説明したいと思います。
1.牛乳が最高に美味しい
ここの牧場の牛乳はめちゃくちゃ美味しいです。今まで飲んできた牛乳の中でも群を抜いています。
海溝のように深く、貴腐ワインのように耽美なその風味。
その美味しさの秘密のうちの一つは、ノンホモジナイズにあります。(もちろん、何でもかんでもノンホモがいいというわけではありません→)*2
ノンホモジナイズとは、ホモジナイズしていないよという意味です。
ホモジナイズとは、均質化という意味で、ざっくりいうとノンホモ牛乳は「特に手を加えていない牛乳」です。
私は別に自然主義者ではありませんが、牛乳を飲む場合においていえば、このノンホモ牛乳は一般的な牛乳と比べるとまさに別格の、極上の味がします。
ちなみに、言わずもがなですが、ソフトクリームも最高に美味しいです。
トルコアイスかなと思うほどクリーミーでもちもちした触感、牛乳のコクとうまみが凝縮された濃厚な味わい。
全国各地で食べてきた中でも(数は知れていますが)、私がいちばん好きなソフトクリームです。
2.親子でもカップル(デート)でも楽しめるB級スポットの楽園
あいぼくには私の愛してやまないB級スポットが数多く存在します。
代表的なのがこちら。巨大迷路。
巨大迷路なんてワード、中高生の文化祭で聞いたのが最後の方も少なくないでしょうが、あいぼくに存在する巨大迷路はもちろんそんな小さなものではありません。
…まあ、腰を抜かすほど大きいかといわれるとそうではありませんが、背丈2メートル以上はある木製の壁で構成されているので、少なくとも学生が作った段ボール迷路よりは十分立派です。
あいぼくの案内によると、スタートからゴールまで平均15分はかかるそうです。
ちなみに私は20分かかりました。うーん下の中。
しかもこの巨大迷路、迷路にありがちな「2度目以降は楽しめない」という枷を見事にクリアしています。
年に4回、迷路が変動するのです。おそらく人力で。
さながら機動要塞都市の如し。
迷路の内容としては、クイズに答えながらスタンプを集め、立ちはだかる数々の障害物を乗り越えて行く必要があるので、意外と時間がかかってしまいます。
ここまで熱く語りましたが、巨大迷路は超ド級のB級観光スポットです。
B級観光を楽しめない方にはつまらないでしょうが、B級観光の心得を知っている方からすると、こんなに魅力的なアトラクションはありません。小さな子どもなんかは大喜びで遊ぶと思います。カップルや気の知れた友人と笑いながらやるのもオススメです。(初デートには向いてないとは思いますが)
そういうわけなので、巨大迷路の入場料300円は、惜しまず支払って入りましょう。
3.動物とのふれあいが楽しい
あいぼくでは、様々な動物たちとふれあうことができます。
ヤギ、ロバ、ヒツジ、ブタ、クジャク、ウサギ、モルモット…。
「どうぶつ広場」では、実際に動物たちに餌をあげることもできます。
餌代は無料なので、成金になった気分で動物たちに大盤振る舞いができます。(あげすぎると他のお客さんのあげる分がなくなるのでそこは自重しましょう)
どの動物も可愛いですが、ヤギやヒツジ、ブタは胃袋が無限にあるんじゃないかと思うくらい常に餌を求めてくるので、非常にあげ甲斐があります。
また、ここのクジャクは雌雄いるのですが、雄のクジャク君はそれはそれは見事な羽をもっています。求愛ポーズで羽を広げるところを見れたらラッキーです。クジャクの羽ってこんなに大きいんですねー。
ちなみにこのクジャク君、雌のクジャクに何度も求愛ポーズをしていたのものガン無視され、挙句の果てには同じ敷地内にいた雌鶏にも求愛していました。
もちろん全力でスルーされていました。
そういうわけなので、どうぶつ広場の入場料300円は、惜しまず支払って入りましょう。
ちなみに、1200円で1年間有効のフリーパスもお求めになれます。お得すぎですね。地元民なら買ってました。
4.おわりに
いかがでしょうか。あいぼく、行きたくなりませんか?
他にも、土日祝限定開催のソーセージやバター作り体験、乳しぼり体験、パターゴルフ、年に一度開催される自転車レースの東海シクロクロス大会、鳴らすと幸せになりそうな鐘、ショップで売っているとれたて卵ややけにでかいしいたけ等々、見どころは盛沢山です。
私は東京在住なので、そう頻繁にいけないですが、もし愛知に住んでいたら月一で行ってると思います。盛りました。でも年4回は行ってます。これは本当です。
また、赤ちゃん連れで行きましたが、授乳室やおもつ替えスペースも完備されており、おむつ専用ごみ箱もあるので、ファミリー観光にはうってつけです。敷地も広く、子どもが泣いても騒いでもあまり気になりません。
車で来る方は、平日なら駐車料金は無料です。土日祝は500円。
電車の場合は黒笹駅から徒歩10分ほどです。
なお、昔は、愛知牧場ログテラスというお洒落なレストランが併設されていたのですが、こちらは2017年12月に閉館となってしまいました。
現在はリニューアル準備中ということです。
ここの料理がとても美味しく、想い出に残っていた場所だったので非常に残念です。
牧場内でご飯を食べるなら、軽食コーナー(うどん、パスタ等。平日もやってました)か、バーベキューの2択です。バーベキューは前日までの要予約なので、気を付けましょう。
ああ愛しの愛知牧場。
また行ってお金を落としますので、それまでどうか経営していてください。
願わくば、私の子どもが大きくなったとき、一緒に楽しく巨大迷路ができますように。
大好きです。
www.aiboku.com
*1:愛知牧場は名古屋にはありません。正確には名古屋から電車で小一時間ほどかかる、日進市というところにあります