金色の昼下がり

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【現役社会福祉士がオススメ】社会福祉士は就職に役立つ必要資格である

 私は社会福祉士の国家資格を持っており、社会福祉士としてご飯を食べています。

 学生のころは、単なる名称独占*1でしかないこの資格を取るメリットはあるのだろうかと地味に考えていました。同じような疑問を持っている方も少なくないのでしょうか。

 

 結論を先にいいますと、私は「取ってよかった」と思っています。

 

1.社会福祉士が必須である就職先はちょこちょこある

 社会福祉士は名称独占でしかないとはいえ、就職の際、「社会福祉士の資格が必須である」とする会社は思うより多くありました。

 代表的なのは、地方公務員の福祉職、医療ソーシャルワーカー(MSW)、包括支援センターです。

 

 地方公務員の福祉職の場合

 社会福祉主事もしくは社会福祉士の資格を持つことが採用条件となっている自治体があります。

 中には社会福祉士でなければいけないという自治体もありますので、自分が志望する自治体がどのような対応をしているか確認しておくといいでしょう。

 

 ちなみに、福祉職の地方公務員は、一般行政の公務員よりも合格基準がかなり緩く、行政よりずっと少ない倍率になっていることが多々あります。特に社会福祉士必須の自治体だと、その分ライバルは減ります。

 

 例えば、東京都の平成30年度の採用情報を見ると、事務職(行政一般)の合格倍率が6.1に対して、福祉職(福祉A)は2.4になっていますね。

 

 参考記事

 東京都Ⅰ類|公務員試験総合ガイド

 

 

 そもそも、地方公務員の福祉職の配属先と言えば、一般的な人があまり行きたがらない児童相談所や生活保護、福祉施設等が多いので、自然と競争相手が少なくなるのかもしれませんね。

 

 全国的な流れとして、福祉職の採用を増やす自治体は今後増えていくことが予想されるので、公務員を目指すのであれば、社会福祉士の資格を持っていても損はないかと思います。

 

 医療ソーシャルワーカーの場合

 病院は、患者の入退院支援を社会福祉士が行うことで、「入退院支援加算」という診療報酬の加算を得ることができます。

 病院側には「社会福祉士を雇えば加算がもらえる」というインセンティブが働くことになりますので、どうせMSWを雇うなら、社会福祉士を持つ者を採用しようと考えます。

 

 私の知り合いで、未経験者として、社会福祉士を持たずにMSWとして採用してもらった人もいましたが、入社した後で結局取ることになっていました。

 

 そもそも、採用時に「社会福祉士必須」となっている病院が多いので、MSWを目指すなら、最初から社会福祉士は取っておいた方が良いでしょう。

 

 地域包括支援センターの場合

 地域包括支援センターでは、法律により、社会福祉士を必ず雇わなければいけない決まりになっています。

6 職員の配置等
(1) センターの人員

センターには、包括的支援事業を適切に実施するため、原則として①保健師、②社会福祉士、③主任介護支援専門員を置くこととする(施行規則第140条の52第1項第2号 。)

https://www.mhlw.go.jp/topics/2007/03/dl/tp0313-1a-03.pdf

 採用条件として社会福祉士が必須である場合もありますので、地域包括支援センターで福祉に関わりたいのであれば、持っていた方がいいです。その方が有利なことが多いでしょう。

 

2.まとめ

 以上の理由から、地方公務員の福祉職、医療ソーシャルワーカー(MSW)、包括支援センターあたりへの就職を目指すならば、社会福祉士は取っておくべき資格だと思います。

 

 なお、特別養護老人ホームや老人保健施設、障害者福祉施設等の相談員は、個人的な所見として、社会福祉士がなくても採用してもらえるところが多いように思います。

 ただ、こうした施設は最初から相談員としてではなく、 「最初は介護や支援等の現場業務をしてから、適性があれば相談員へ昇格」というシステムを採用しているところも少なくないので、確認しておくべきでしょう。

 

 社会福祉士の資格を取るかどうか悩んでいる方で、特にまだ学生の方なんかは、おそらく将来の展望もまだ明確には定まっていない状況かと思います。

 社会福祉士を取ることで得られる最大のメリットは、就職先等の選択肢が広がるという点です。

 また、全国的にも数は少ないですが、社会福祉士として独立して生計を立てるという選択肢もあります。

 

 取れる選択肢が広がるというのは、自分にとって適した土壌を見つけられる可能性が増えるということです。

 福祉の業界は、本当に様々な職種があります。

 介護業務はできるけど、相談業務はできない人、またその逆。

 子どもと接するのは得意でも、親と接するのが苦手な人、またはその逆。

 

 一度就職しても、やっぱり別の福祉業務がしたいなと思うことも出てくるでしょうし、「転んだときに膝をつくスペースが増える」という意味でも、社会福祉士という資格は、福祉の世界で飯を食っていくのであれば、潰しの利く資格ではないかなと思います。

 

 というわけで、取るべきか悩んでいる方で、今後福祉の世界で生きていくつもりの方がいれば、社会福祉士は取るべき資格だと、私は思います。

 

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*1:名称独占とは、ざっくり言うと、その資格を持つものだけがその名称を名乗ることができますよ、という意味です。つまり、社会福祉士ではない人が、自分は社会福祉士であると名乗ることは禁じられています。保育士なんかも、名称独占です。対して、業務独占の資格は、その資格を持っていなければその業務を行ってはならないという強い制約のあるものです。例えば、医師免許や弁護士免許なんかがそうです。