金色の昼下がり

プリキュアについて割と全力で考察するブログ

【スタプリ全力考察】マオ/ブルーキャットの正しい救い方 各プリキュアの4つの役割予想

 ブルーキャットことマオは、全宇宙をまたにかける怪盗であり、アイドルでもあります。

 何やら事情があるブルーキャットですが、スタプリの4人は彼女のことを救うことができるのでしょうか?

 救うとしたら、どのようにして救うのでしょうか?

 

 この記事は、ブルーキャットの4つの救い方について考察したものです。

 

※最初はスタプリ17話の記事に挿入していた考察ですが、「ララ」の項目を付け加えて、記事を分けました。

 

 

まどか:自分を見失ったブルーキャットを救える存在

 自由自在に姿を変え、猫を被るマオ。
 変身と猫かぶりを繰り返すマオは、本当の自分が何者なのか、自分でも分からなくなってしまう危険性があります。

 

 また、ブルーキャットは「信じられるのは自分だけ」だと言い放ちました(スタプリ17話)

 しかし、1人で戦い続けてきたブルーキャットは、いずれ自分一人だけでは限界を感じ、自分のことを信じられなくなってしまうおそれもあります(スタプリ16話の那須さんのように)。

 

 もし今後そうなったとき、自分を見失ったマオを救えるのは誰でしょうか?

 私が思うには、一人しかいません。

 

 それは、どこまでも自分を見つめ続けてきた女の子です。

 どれだけ辛くても、苦しくても、決して自分から目を離さなさずに、最後まで自分と向き合い続けてきた子です。

 

 香久矢まどか、君のことだ。

 

  まどかさんであれば、自分と向き合うことの意味を、自分を信じることの意義を、最後に頼れるのは自分だけだということの真意を、ブルーキャットに教えられるでしょう。

 

 自分と向かい合うとはどういうことか?

 スタプリ16話では、弓道を通じてそうしたテーマについて語られていました。

 16話で描かれていたテーマについて、詳しく考察し、解説した記事です。

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えれな:ブルーキャットを叱れる存在

 惑星レインボーの宝を盗み出し、一族の「誇り」を取り返そうとするマオ。

 それ以外の宝については、貧しい人々にあげているそうですが、だからといって盗みが罪であることには変わりありません。

 

 貧しい者に宝を分ける義賊であったとしても、盗みによって、誰かの「大切なもの」を奪っているのは紛れもない事実です。

 

「そうはいっても」、と功利主義者はいうでしょう。

 金持ちから少しばかり宝を盗むくらいならいいのでは?

 それで多くの貧しい人々を救えるなら、総合的に「善」なのでは?

 

 もしかすると、問い詰められたマオも、同じことをいうかもしれません。

 これはまた別の「正義」なのだというかもしれません。

 

 それを聞いたら、きっと「あの子」は力強く答えるでしょう。

否、否、三度否だ! と。 

 

 たとえ宇宙平和のためであっても、人のものを奪う理由にはならない。

 

「あの子」は…天宮えれなさんはそういって、ケンネル星人たちから「聖なる骨(スターカラーペン)」を取ることはできないと言い放ちました。

 

 マオの「正義」は間違っている!

 本当に間違っているのかはさておき、そういってマオと激突できるのは、マオの盗みを叱れるのは、天宮えれなさんなのです。

 

 スタプリ8話の振り返りです。

 功利主義、トロッコ問題などを紹介しつつ、えれなさんの正義について考察しています。

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ララ:ブルーキャットが共感できる存在

 ララは4人のスタプリのメンバーのなかでは唯一の異星人です。

 ブルーキャットもまた同じ異星人であり、境遇もまた似ているところがあります。

 

 ブルーキャットの母星は惑星レインボーと思われますが、惑星レインボーは人々が石のように固まってしまうという謎の奇病により、壊滅しました。

 ララの母星である惑星サマーンもまた、ノットレイダーたちからの侵略にさらされており、危機的な状況にあることには変わりありません。

 

 ブルーキャットもララも、自分だけの力ではどうしようもできない絶望的な状況に陥っているのです。

 

 マオはいうでしょう。

 母星を失った悲しみが分かるのかと。

 奇跡を信じても無駄だし、綺麗ごとだけでは母星を救えない。

 だから盗みという犯罪に手を出しても、手段を選ばず、何としてでも母星を救うのだと。

 

 ララはいうでしょう。

 自分もまた母星を失いかけているのだと。

 けれど、わたしは諦めない。

 奇跡ではない、自ら掴み取った希望を胸に抱き、自分はプリキュアになった。

 自分やみんなを信じて、全宇宙を救ってみせるのだと。

 

 自分はプリキュアになんかなれないと、一度はそう諦めかけたララだからこそ、非常に説得力があります(スタプリ2話)

 

 それだけではありません。

 仮にブルーキャットが、地球人などの異星人と仲良くできるはずがないといったとしても、現にララは地球人と仲良くしているわけです。

 

 プリキュアになって、異星人と協力し、母星を、全宇宙を救おうとしているララ。

 ララにはできて、ブルーキャットにはできないとは、いいにくいでしょう。

 

 また、ララは過去に、自分は大人ルン!といって、すべてを一人で抱え込んでいた経験があります。

 ブルーキャットもまた、すべてを一人で抱え込んで解決しようとしている点は同じです。

 

 あのときのララは、困難な問題にぶつかったとき「周囲の人たちに助けを求めることの大切さ」を覚えました。

 それをブルーキャットに教えられるのも、やっぱりララでしょう。

 

ひかる:本当のブルーキャットを見つける存在

 アイドルのマオが歌う曲で、「コズミック☆ミステリー☆ガール」というのがあります。プリキュア一同が初めてゼニー星にいったとき、オークション会場などでマオが歌っていたあの曲です。

 

 あの曲には、次のような歌詞が含まれています。

 

見える? 見つけられる? 本当の私

 

 マオは香水を使って好きな姿に変身できます。

 本当のマオを見つけるのは、至難の業です。

 

 果たして、スタプリのメンバーは、本当のマオを見つけることはできるのでしょうか?

 見つけられるとしたら、それは誰なのでしょうか?

 

 思うに、それは一人しかいません。

 我らがピンク、誰よりも他人のことを見ている、星奈ひかるさんです。

 

 なぜ星奈ひかるさんがマオの本当の姿を見つけられるのか?

 作中描写を根拠に考察しましたので、こちらの記事をご覧ください。

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ブルーキャットの救い方予想

 というわけで、この記事をまとめると下記のとおりです。

  • 自分を見失ったブルーキャットを救えるのはまどか説
  • ブルーキャットの盗みをきちんと叱れるのはえれな説
  • ブルーキャットが最も共感できるのは境遇の似ているララ説
  • 「本当のブルーキャット」を見つけられるのはひかる説

 

  スター☆トゥインクルプリキュアに登場するキャラクターの名前の由来の一覧です。由来となっている神話や民話などの紹介もしています。

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 もしマオが青色の追加戦士になるとしたら、ララは?

 ララも青色じゃなかったの?

 という一抹の疑問を払拭するための記事です。

 私も最初の方はララが青色だと思っていました。

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 マオが初登場した際、その正体や目的について考察したものです。

 近日中に答え合わせをしつつ、新たに分かったことを踏まえて考察して記事にする予定です。

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 マオ/ブルーキャット周辺ことを考察するのはとても楽しいですね。本当に魅力的なキャラクターです。

 ブルーキャットはスタプリの4人の誰に対しても深い関係になりえるキャラクターなんだな、と考察してて思いました。

 

 また何か思いついたら書きます。

 読んでいただき誠にありがとうございました。

 

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