金色の昼下がり

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【ジュニアNISAを使うか悩む人へ】未成年口座で確定申告をすれば節税できるが脱税リスクもあり

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 ジュニアNISAは分かりにくい制度です。

 売却益が非課税になるというメリットはあるものの、最大のデメリットとして、子どもが18歳になるまで引き出すことができないというものがあります。

 これがネックとなり、子どもがいても、ジュニアNISAを使うのを躊躇している方もいるのではないでしょうか。

 

 実は、ジュニアNISAを利用しなくても、利益を非課税にする方法があります。

 また、その方法を用いた場合、いつでも引き出すことが可能といえば可能です。

 その方法は、二つあります。

 

 1.そもそも、未成年口座とは

 未成年口座とジュニアNISAは似て非なるものです。

 ざっくり言うと、未成年口座(未成年総合口座)は、未成年が持っている総合口座です。私たちが通常持っている証券口座とほぼ変わりありません。譲渡益は課税されますし、引き出しも可能です。

 

 詳しくは楽天証券の説明が分かりやすいので参考にどうぞ。

 

2.非課税にする方法その① 未成年口座(源泉徴収あり/なし)で確定申告を行い、配当所得を非課税にする

 未成年口座においても、確定申告を行うこと自体は可能です。

 未成年はほとんどの場合(特に義務教育までは)、無収入だと思われます。

 

 また、所得税の基礎控除は38万円、住民税の基礎控除は33万円であるため、それらを利用すれば、年間33万円までの利益は全額非課税とすることができます。

 

 株式や債券による配当金を得る場合、そのお金は全額が手元に来ることなく、一部源泉徴収されてしまいます。

 これについて、確定申告さえ行えば、年間33万円までの配当金については全額取り戻すことができるわけです。

 

 しかし、この方法を選ぶには、ジュニアNISAにて、配当金が出る株式/債券等を買う必要があります。

 私はインデックス派の人間であり、主たる投資先は超低コストの投資信託です。

 これらの投資信託は配当金が出ないことがほとんどなので、私にとってこの方法は使えません。

 

 あえて配当金が出るように、インデックス型の国内ETF、海外ETFに投資するのも考えましたが、世帯リスク(後述)のことを考えた結果、却下しました。

 

3.非課税にする方法その② 未成年口座(源泉徴収あり/なし)で確定申告を行い、売却益を非課税にする

 その①と似ていますが、区別して書きます。

 源泉徴収ありの特定口座で、株式等の売却益を得た場合、当然ながら利益の一部が源泉徴収されます。

 

 これについても、その①と同様、基礎控除の範囲内であれば、確定申告により全額取り戻すことができるので、実質非課税にすることができます。

 また、この方法であれば、配当金の出ない投資信託等も売買できます。

 

 源泉徴収なしの特定口座の場合も、基礎控除の範囲内であれば、確定申告をすることで非課税を実現できます。

 

 とは言っても、この方法は基礎控除を超えないように売買を繰り返す必要があり、手間が多く、世帯リスク(後述)を増加させることになってしまいます。

 

4.世帯リスク 自分が死んだ後のことについて

 その①、その②の方法はそれなりに手間がかかります。

 投資に関心を持つ人間からすれば大したことはないかもしれませんが、問題となるのは自分が死んだ後のことです。

 

 自分の死後、妻や子どもがこの方法で同じように管理することができるでしょうか。

 できる、と確信できる環境にある方は問題ないでしょう。

 しかし、我が家はそうではありません。

 

 こればかりは各家庭の事情によるものです。

 皆さんも自分が死んだ後も大丈夫かどうか考えてみるといいかもしれません。

 

5.そもそも論として、未成年口座のお金を引き出すことは可能か

 未成年口座にあるお金は、親から子へ贈与されたものであり、その子どもの所有財産です。

 子ども自身が引き出すならまだしも、親がそれを勝手に引き出す行為は、税務署から名義貸しや脱税と判断されるリスクがあります。

 

 つまり、税務署から「本来は親自身が支払うはずの税金を、子ども名義の証券口座を利用することで脱税した」と判断されてしまえば、法的にアウトであり、罰として重加算税を食らうリスクもあるでしょう。

 

 対策としては、きちんと子どものために使ったのだという証拠を残すこと等が考えられますが、どこまで有効かは未知数ですし、世帯リスクも増加してしまいます。

 

 この「脱税リスク」を完全に回避するのは簡単です。

 未成年口座にはお金を入れっぱなしにして、引き出さなければいいのです!

 …はい、お気付きのとおり、それではジュニアNISAに預けるのとあまり違いがありません。

6.結論 結局私はジュニアNISAを選んだ

 以上の理由から、総合的に考え、チキンな私はこれらの方法は取らず、無難にジュニアNISAを選択することに決めました。

 

 最初、これらの方法に気付いたとき、「ジュニアNISAをやるメリットなんて皆無なのでは?」と思い、熟慮を重ねていましたが、ようやく自分の中で結論が出ました。

 

 

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