スタプリ25話、色々こみ上げすぎて泣きながら視聴してました。
この記事はスター☆トゥインクルプリキュア25話の感想や考察、妄想をしたものです。25話のネタバレがありますので、未視聴の方はご注意ください。
- 野良猫のユニ:野宿が平気な理由
- まどかはお祭りが初めて
- ララの浴衣に隠れた尊さ(隠れてない)
- ユニはひかるの浴衣を着る
- ユニが浮かない顔をする理由
- カルノリ君の存在意義
- 龍と虎:姫ノ城桜子はなぜ龍なのか?
- リアクション芸人の鑑:プルンス
- まどかとえれなの笑顔がかわいい
- スタプリ25話の感想考察のまとめ(前編)
野良猫のユニ:野宿が平気な理由
地球に来てから、ユニが普段どこで過ごしているのかはこれまで不明でしたが、今回、木の上で生活しているところが発見されました。ユニは空き家や施設などを借りているのではなく、正真正銘の野宿をしているようです。
雨風をしのげる家もなく、食糧はマタークッキーだけって、ちょっとストイックすぎないでしょうか。なぜこんな厳しい環境に身を置きながら平気なのか、次の2つの説を考えました。
- 惑星レインボーも環境としてはなかなか厳しかったので慣れている
- 惑星レインボーを脱出してから野宿しながら旅をしていた
1について。
惑星レインボーは元々は厳しい土地です。レインボー星人たちは、レインボー鉱石という文明の力を利用することで、環境を改善させて豊かな惑星に変えていたことがうかがえます。
(アイワーンからレインボー鉱石をごっそり奪われたいま、惑星レインボーは植物すら育たない荒野の広がる土地になっています)
もしユニが惑星レインボーの開拓時代(レインボー星人が惑星レインボーに来たばかりのとき)に生まれていたのであれば、相当に大変な環境だったでしょうし、満足な家もなかったことでしょう。
また、レインボー星人たちは、惑星レインボーに来る前は人々から迫害を受けていたようなので、野宿を余儀なくされることも多々あったのかもしれません。
そういう環境を生き抜いて来たユニにとって、野宿のひとつやふたつは余裕だったのだと考えれば、平気な顔して木の上でくつろいでいるユニを見ているだけでなんだか泣けてきます。
2について。
惑星レインボーを命からがら脱出したユニは、家を失い、故郷を失ったわけですから、少なくとも宇宙アイドルとして名を馳せるまでは満足な生活を送ることはできなかったはずです。
また、ユニの所有していた宇宙船もスペースがかなり狭そうなので(足を伸ばせるスペースもあるか微妙)、ララのようにロケットの中で伸び伸び生活することも難しそうです。
とすると、宇宙アイドルとして成功するまでの間はやはり野宿や車中泊(宇宙船泊)しながら生活していたと考えるのが妥当であり、ユニにとって野宿はそれほどハードルの高いものではなかったのだと思われます。
1も2も両方該当するというのもあるかもしれませんが、いずれにしても、地球で野宿をするのが平気なユニは、それ以上に過酷な環境で生き抜いて来た経験があるからこそ平気なんじゃないかな、と思うのです。
結論:泣いちゃう
まどかはお祭りが初めて
まどかさんはお祭りに参加したのが今回で初めてだったようです。
幼い頃から欲望と策略の飛び交う大人の世界(オークション)に連れていってもらいながらも、お祭りには行ったことのなかったまどかさん。そんなまどかさんがお祭りを前にして浮かべる笑顔はまさに至上の喜びに満ち溢れています。
まどかさんは初めてスタードーナツの話を聞いたときは完全になにそれ状態でしたが、この喜びようを見るに、お祭りのことは知っていたようです。お祭りの存在を知っていながらも参加したことのなかったまどかさんが無邪気に喜ぶ姿は、見ていてとても心が温まります。
ひとつ留意しておくとすれば、まどかさんがお祭りに行ったことがないのは、単に「行ったことがない」だけであり、「行かせてもらえなかった」わけではないということです。
行かせてもらえなかったのであれば、今回普通に参加していることに矛盾が生じるからです。香久矢家では近所のお祭りに参加するという家庭内文化がなく、一緒にお祭りに行くような気心の知れた友達もいなかったのかもしれませんね。
ララの浴衣に隠れた尊さ(隠れてない)
ララ「ちょっと動きにくいけど、素敵ルン!」
浴衣を着たララの台詞がまた印象的でした。
ちょっと動きにくい、というはそのとおりで、浴衣というのはあまり機能的な服ではありません。何よりも効率を重視していたころのララであれば、動きづらい服を着て笑顔を浮かべることはなかったでしょう。
しかし、今のララは昔のララではありません。
ちょっと動きにくい浴衣を着て、プリミティブなお祭りをみんなで楽しむのが、今のララなのです。
そして何といってもこの浴衣のデザイン。
このデザインを思い付いた方は千億パーセント天才だと思います。
わざわざ解説するのも野暮な話ですが、ピンクとグリーンはひかるさんとララのイメージカラーです。その2色を用いて、ララのトレードマークであり愛を表す記号であるハートを描いているわけです。
これを尊いといわずして、何といえばいいのでしょうか?
ひかララの変身バンクが尊すぎてそのときの想いを感情のままに書きなぐった記事です。
ユニはひかるの浴衣を着る
ユニは三角形をモチーフにした浴衣を着ていて、これがまた直視していると網膜を焼かれる程度にはかわいいんですが、そんなユニの浴衣には尊いポイントが2つ隠れています。
1つ目は、帯のデザインとして青色とピンク色が用いられている点です。
青色はユニのカラーであり、ピンク色はひかるさんのカラーです。青とピンクが交差しているデザインは、ユニとひかるさんの結びつきを示しているとも考えられます。
そして2つ目は、この浴衣が他でもない星奈ひかるさんのものだという点です。
ひかる「わたしのだけどピッタリでよかった」
もう一度いいます。
ユニが着ているのは、ひかるさんの浴衣なのです。
…………(無言で祈りを捧げる)
開始数分にして、ひかララとひかユニの尊さを両方とも堪能できる素晴らしいシーンでした。本当にありがとうございました。
ところで、私の他にもユニの浴衣姿にアワアワしながら祈りをささげている人がいました。次のカットをご覧ください。
プルンス…君ってやつは……(握手)
なんだかんだいいつつ、プルンスはユニのことも好きなのです。
ユニが浮かない顔をする理由
ひかる「ねえ。ユニの星にはお祭りってないの?」
ユニ「わたしの星?」
お祭りの会場に足を踏み入れ、ひかるさんがユニの星にはお祭りはないのか尋ねるシーン。
この直後、まどかさんとえれなさんのファンたちが5人を分断するように集まってきて、会話は中断されるのですが、このときのユニの表情に注目してみてください。
ユニは何ともいえない表情を浮かべています。
自分が異星人だとバレてしまわないか心配しているようにも見えますし、地球人たちの集団を前にして不安を感じているようにも見えます。あるいは、途中までひかるさんと会話をしていたのにぶった切られて疎外感を覚えているようにも見えますし、「自分の星のお祭り」を思い出しかけて暗い顔をしているのかもしれません。
いずれにしても、ユニはプリキュア以外の地球人とはまだほとんど接触していないんですよね(地球人と接触したのは「宇宙アイドル」としてコズミック☆ミステリー☆ガールを広場で歌ったくらい)
プライベート状態で地球人と接触したのはこのときが初めてなわけで、それに対する不安というのはやはりあったのだろうなと思います。
同じく異星人であるララも、初めてひかるさんと出会ったときは不安でドキドキしており、「自分の姿は地球人にとってや異形の存在として映るはずだ」というような心配していましたし(スタプリ1話)
普段は強気に振舞っているユニに、ところどころ弱気な表情をさせることによって、キャラクターに深みを与えている良いシーンだなと思います。
カルノリ君の存在意義
さて、この後、カルノリ君が登場することによってユニも本来の表情を取り戻すわけですが、このカルノリ君、ほんと悪気はないし、悪意はないし、からかっているわけでもない、絶妙な絡み方なんですよね。
カルノリ「よろしくな にゃんこ」
ユニ「にゃんこ? わたしの名前はユニよ!」
カルノリ「そっか~。バイニャン、ユニ子!」
カルノリ君はララの「ルン」にも反応していたように、ユニの「ニャン」にも反応しています。当のユニはそれが面白くないようで、むーっと頬を膨らませるのですがその表情がまたかわいい(かわいい)
ララの語尾「ルン」が、初めて登校したときまで誰からも突っ込まれなかったように、ユニの「ニャン」もこれまで誰からも突っ込まれていませんでしたが、とうとうカルノリ君から突っ込まれてしまうわけです。
では、なぜここでカルノリ君が登場したのでしょう?
いい方を変えれば、なぜカルノリ君はここで登場する必要があったのでしょうか?
それは、カルノリ君、そして姫ノ城桜子さんが登場することによって、ユニが異質な存在(異星人)であることを改めて印象付けようとしたからではないかと考えています。
(後述しますが、実際にユニは「自分が異星人であること」について気にしている描写がありました)
また、ひかるさんたちはララやユニの語尾にいちいちツッコミを入れませんが、カルノリ君はそれが気になるようで、いちいちツッコミを入れます。
ただ、ひかるさんたちのような無条件に相手を受け入れる反応を肯定し、カルノリ君のような気になることをつつく反応を否定すべきかというと、そういうわけでもないでしょう。
未知なる存在に手を伸ばすモチベーションとなるのは、ワクワクする気持ち、すなわち、好奇心です。
カルノリ君はノリが軽薄なために馬鹿にしているような印象を与えてしまうという欠点(そう!これは紛うことなき欠点です)はあるものの、彼を動かしているのは純粋な好奇心です。その本質は、我らがピンク・星奈ひかるさんと似ているともいえます。
自分とは異なる存在と出会ったとき、本当は気になるのに見て見ぬふりをしていては、いつまでたっても距離が近づくことはありません。
気になったことについて、積極的に話しかけていくカルノリ君。
彼は彼で、多様性を描くスタプリという作品にとって欠かせない人物であるように思うのです。
もっとも、ララに近づいたりユニに近づいたりするので色んな意味でドキドキしますが。
カルノリ君が初登場したスタプリ13話の振り返り。前半部におけるひかララの集大成ともいうべき回であり、私の大好きな回です。
龍と虎:姫ノ城桜子はなぜ龍なのか?
姫ノ城桜子さんが久しぶりに登場しましたが、ユニと対峙したときの背景に「龍と虎」の絵が描かれていました。
龍虎(りゅうこ)は、互いに優劣がなく、拮抗した力関係にある二人の強者を喩えた言葉です。ちょっと昔に「とらドラ!」というライトノベル・アニメが流行しましたが、あれのことですね。
(私は大河も好きですが亜美も好きです。もちろん竜児も好きです)
ここで気になるのは、ユニがネコ科の覇王たる「虎」を映し出している一方で、姫ノ城桜子さんが「龍」を映し出している点です。
桜子さんには龍要素は特にないですし、ここで突然登場して、追加戦士であるユニと同様の力がある存在として描かれていることは、もしかして姫ノ城桜子さんが6人目の追加戦士になる説の根拠にもなるのでは? とそんなことを考えました。
加えていうなら、ユニの周囲に燃え上がる炎の色は、イメージカラーの青色です。
姫ノ城桜子さんの炎は赤色であり、赤は現在のところ、まだ使われていないイメージカラーです。
つまり、今回の描写は、姫ノ城桜子さんが赤色の追加戦士として今後加わることを意味している…かもしれません。
桜子さんが6人目のプリキュアになる根拠/ならない根拠について考察しています。
リアクション芸人の鑑:プルンス
プルンス「早く助けるでプルンス~」
ひかるさんとララが仲睦ましくヨーヨー釣りをしていると、勢い誤ってプルンスが池ポチャしてしまいます。
このとき、プルンスは自ら水のなかから脱出しようとはせず、「早く助けて」といいながらプカプカ流されていきます。
プルンスは自分で脱出しようと思えばすぐにでもできるはずですが、ひかるさんとララが助けてくれるのを水のなかで待っていました。
なぜプルンスが助けを求めていたかというと、一種の人形を演じていたプルンスは、自分が「宇宙妖精」だと周囲にバレてはならないという宇宙法を順守していたからです。ここで動いたら地球人に自分の存在がバレてしまうと考え、じっと耐えていたわけです。
たとえ水のなかであろうとも一切動じないプルンスの信念のかたさには脱帽です。たぶん火のなかや草のなか、森のなか、土のなか、雲のなか、あの子のスカートのなかであろうと、プルンスは動かないんじゃないでしょうか。
まどかとえれなの笑顔がかわいい
射的と輪投げで大活躍のまどかさんとえれなさん。
二人がきらきらした笑顔で景品をゲットする姿はとにかくかわいかったですね。
まずはまどかさんの射的シーン。
射的といえば、片手を伸ばせるだけ伸ばして、的の近くで撃つのが確実に当てる方法ですが、まどかさんはそんなことはしません。
なぜならまどかさんの狙いはひとつを的を倒すことではなく、すべての的を倒すことだからです。
凄すぎる(そしてかわいい)
一方、えれなさんも負けていません。
輪投げといえば、ひとつずつ的を狙って慎重に投げるのが普通ですが、えれなさんはそんなまどろっこしい真似はしません。一度に3つくらいは余裕で投げて入れちゃうのです。
凄すぎる(そしてかわいい)
もうお気づきかと思いますが、この項目に考察はありません。
ただえれなさんとまどかさんの魅力的な笑顔をかわいいといいたかっただけです。
ホントかわいいですね…二人の笑顔…(しみじみ)
スタプリ25話の感想考察のまとめ(前編)
- ユニ、野宿が平気な理由
- ひかララの浴衣が(尊い)
- ひかユニの浴衣が(尊い)
- カルノリ君の存在意義について
- 姫ノ城桜子が6人目のプリキュアになる可能性が上昇?
- えれなとまどかが生き生きしてて(かわいい)
スタプリ24話の感想考察です。
ユニが輪に入らない理由について深めに考察しています。
スタープリンセスはプリキュアの味方なのか、それとも敵なのか? ということについて考察した記事です。
ここまで書いて、考察がぜんぜん進んでないことに思わず笑ってしまいました。
25話については、まだまだ山ほど書きたいことがあるので、後編の記事に思いのたけをぶつけようと思っています。
→書きました
最近、暑さが尋常ではないので、皆さんも熱中症にはお気をつけください。