この記事はスター☆トゥインクルプリキュア36話の感想考察(後編)です。
※36話視聴後に書いた、アイワーンがユニに騙されたのは自業自得なのか、ユニに対する擁護論と反論、「キャラクター」としてのユニの役割などについての考察です。未読でしたら、こちらを先に読むことを推奨します。www.konjikiblog.com
- ドン・オクトーは「悪人」なのか?
- ドン・オクトーが指輪を返した理由
- 怪盗ブルーキャットはなぜ「青色」なのか?
- 10年間のボランティア:「償い」という名の「取引」
- ひかるとユニの尊すぎる「手」の描写
- 惑星レインボーの指輪の「存在意義」とは?
- ラストで指輪が「黄色」に光った理由
- スタプリ36話の感想考察まとめ(後編)
ドン・オクトーは「悪人」なのか?
ドン・オクトーは宇宙マフィアのボスです。
惑星レインボーの指輪を手に入れた方法について、ドン・オクトーは次のように語っています。
マフィアA「それが貴族から借金のかたにぶんどった、惑星レインボーの指輪か」
ドン・オクトー「おうよ」
ぶんどった、とドン・オクトーは言っていますが、要するに返してもらえない借金のかたとして指輪を取り上げたわけです。
さて、ドン・オクトーのアジトは宇宙空間を周遊する宇宙船であり、どこの惑星の法律に縛られているのかは不明です。ドン・オクトーはゼニー星のオークションにも登場していましたが、ゼニー星は無法の惑星であり、星空連合にも属していません。よって、仮にドン・オクトーがゼニー星人だとすれば、彼は法律の力の及ばないところに存在していることになります。
「法律の力の及ばないところ」にいるということは、法律による拘束を受けない一方、法律により守られる権利もないことを意味します。
これが何を意味するかというと、ドン・オクトーの行っている「金融事業」は、極めてハイリスクであるということです。貸したお金は返してもらうのが道義ですが、当然のことながら、お金は返せない場合もありますし、トンズラされる危険もあります。
法律により差し押さえなどの権利が約束されているのであれば、「法に則って」惑星レインボーの指輪を得ることもできるでしょうが、その法律がないのであれば、泣き寝入りするか、強制的に取り上げるしかありません。
そしてドン・オクトーは契約違反(貸したお金を返さない)をした貴族を相手に、マフィアとしての「力(※1)」を用いることで、惑星レインボーの指輪をぶんどったわけです。
果たして、これらの行為は「悪」と言えるのでしょうか?
大切なものを奪う行為であると言えるのでしょうか?
借金というのは契約行為です。契約違反をした相手の財産を強制的に取り上げることは、地球の場合でいえば裁判所の許可を得ていれば「差し押さえ」として合法ですし、そうでなければ違法となります。しかし、ドン・オクトーの属している社会がどこなのか分からない以上、彼の行ったことが「合法」なのか「違法」なのかは分かりません。何より、特定の社会における法律だけに則って、ドン・オクトーの行為を普遍的な「悪」として認定したり、「合法」か「違法」かという基準だけによって「善悪」の判断をすることは危険でしょう。
(たとえば、イスラム圏の一部の国においては、そもそも借金に金利をつけること自体が罪であるとされています。その基準を日本にも当てはめるならば、日本の銀行はすべて「違法」であり、もし「違法=悪」なのだとしたら、日本の銀行はすべて「悪」ということになります)
つまり、地球(日本)の価値観でいえば、裁判所の手続きを得て差し押さえをせず、力によって指輪をぶんどったドン・オクトーはひどいやつだ! と考えることもできますが、ドン・オクトーの置かれている環境や事情を考えると、あながちそれが「悪いこと」とは言えない可能性があるのです。
ドン・オクトーが貴族から指輪をぶんどったことについて、プリキュアがノータッチであったのは、ドン・オクトーの置かれている環境や事情がまったく不明であること、具体的にどう「ぶんどった」のか明かされていないこと、そして揉めている内容が契約上の問題であることなどから、今回のところは「民事不介入」としたのかもしれません。
※1 ここで言う「力」というのが、具体的にどういうものなのかは不明です。ただ、実際にえげつない暴行を加えたり家族を脅したりしていたのなら、プリキュアもさすがに黙っていないと思います。
ドン・オクトーが指輪を返した理由
ユニ「わたしはレインボー星人よ。その指輪は、オリーフィオ、わたしと星のみんなにとっていちばん大事な人が身に着けていたもの。だから返してほしいの。お金が必要なら、すぐは無理でも必ず用意する!」
ドン・オクトー「その話を信じろというのか。...着けてみろ」(ユニが指輪を着ける)
ドン・オクトー「ブルー…確か、悲しみの色と言っていたな。持っていけ」
宇宙マフィアのドン・オクトーは、ユニからの頼みを聞き入れて、彼女に惑星レインボーの指輪を返しました。ドン・オクトーが指輪を返すひとつの理由となったのは、ユニの言っていることが本当のことだと、指輪の色を見て判断したからというものです。
ただ、ユニの言っていることが本当だと理解したからといって、本来ならば指輪を返す道理はないはずですが、ドン・オクトーはユニに指輪を返しました。それはなぜでしょう?
これは特に根拠のない妄想です。
思うに、ドン・オクトーは社会からの爪弾き者(アウトサイダー)であるユニ(レインボー星人)に対して、ある種の共感、同情のような感情を覚えたのではないでしょうか?
変化能力を持つレインボー星人が「恐ろしい」と差別され、迫害されてきたことはユニも語っていましたが、社会から弾き出されている存在といえば、マフィアもまた同じです。Twitterのフォロワーさんからもお話を受けたのですが、ドン・オクトーのアジトは「巨大な宇宙船」であり、定住している惑星が存在しない可能性もあります。レインボー星人が流浪の民であったように、宇宙マフィアのドン・オクトーたちも同様の境遇にいるのかもしれません。
もしそうであれば、ドン・オクトーがレインボー星人のユニに共感を覚えるのもおかしい話ではないと思います。
また、マフィアのボスとしてのメンツもあるでしょう。ユニに助けられておきながら、その借りを返さないのは、マフィアとしての「義」に反したのかもしれません。
結論:何でこんなにドン・オクトーについて語っているんだろう
※特定の異星人についてこんなに書いたのはドラムス君以来かもしれません。「ドラムスはドラ息子ではない」という考察です。
怪盗ブルーキャットはなぜ「青色」なのか?
ドン・オクトーから着けてみろと言われた時、指輪は青く光ります。この描写からは、母星を失ったユニが抱える感情の本質が「怒り」ではなく「悲しみ」であることが改めて分かります。
実際、ユニが母星を奪ったアイワーンに対して復讐しようとした描写は一度もありません。怪盗としてのユニの名前が「ブルーキャット」なのは、「そういう意味」ではないでしょうか。
ブルーキャットは「悲しみ」の怪盗であり、キュアコスモは赤色ではなく青色のプリキュアでなくてはならなかったのです。
ユニ「その指輪は身に着けた者の感情で色が変化する。今は喜びを示すイエロー。他にも悲しみのブルー、怒りのレッドなど、七色の感情に反応する」(スタプリ36話)
※ユニの行動原理は「復讐」ではなく「救い」であり、同じく大切なものを失ったノットレイダーたちとは一線を画しており、だからこそユニはプリキュアになれたのだという考察です。
10年間のボランティア:「償い」という名の「取引」
惑星レインボーの指輪も返してもらい、これでめでたしめでたしかと思いきや、アン警部補がユニに対してこんな提案をしてきました。
アン「盗みの理由は何となく分かったでありますが、これまでのことは反省の形を示してもらわないと。まずは、十年ほど本官と一緒にボランティアするのはどうでありますか?」
10年間も「一緒に」ボランティアをしようというこの提案、もはやプロポーズなのでは??という邪念が頭をよぎってしかたなかったのですが、そういう妄想はまた別の機会にするとして、ここは真面目に頭をはたらかせます。
アンは盗みの「反省」として「ボランティア」を提案しています。これは一見すると「いい話」のようにも聞こえますが、アンの考える「正義観」が垣間見れる台詞でもあったなと思います。
ここで、アンはある種の「契約」を提案しています。
盗みをはたらいたことによる「悪」を、ボランティアという「善」によって帳消しにしようという契約です。
アンは無意識のうちにこう考えていることがうかがえます。つまり、悪事をはたらいたとしても、それ以上の善行をすればその「罪」を償えるのだ、と。
(余談ですが、この考え方は、宗教的な視点から見ると、たとえばイスラム教の教えとよく似ているように思います。イスラム教においては、罪を犯したとしても、善行の方が多ければ天国に行けるとされています)
さて、アンからこのような提案を受けたユニがどうしたかと言うと、ニヤニヤ笑いを浮かべながらあっさり拒絶します。
(このときのユニの表情がまたかわいい)
少なくともユニは盗みの償いとしてボランティアをするつもりはないようです。
となると、次のような疑問が浮かびます。ユニは、これまでの「盗み」という罪に対して、どのような「償い」をするつもりなのか? あるいは、しないつもりなのか? ということです。
ユニが「盗み」という行為に罪悪感を覚えていることは、ひかるさんから「ほんとにそれがいいと思ってるの?」という台詞を受けたとき、サングラスの奥の瞳が映ったことからも読み取れます(前編の考察記事より)
たとえば、ユニは惑星レインボーの指輪以外のものも盗んでいましたし、それらについては貧しい人々に分け与えていたと作中で言及されています(スタプリ17話)。しかし、いくら崇高な目的があったとしても、人から大切なものを奪うことはよくないというのがひかるさんたちの主張であり、それについてはユニも今回のエピソードで部分的に認めています。
これらの「罪」とどう向き合うべきなのかということは、「アイワーンちゃんとの決着」とも関係しており、ユニ自身、まだ回答を出せていないと思われます。最終的にユニがどのような回答を出すのか、どういう方向に転ぶにしても楽しみです。
ひかるとユニの尊すぎる「手」の描写
ユニ「行くわよ!」
アン警部補から逃げる際、ユニはひかるさんの手をとって逃げ出します。さり気ないシーンですが、ここでユニが1人で先に撤収していくのではなく、ひかるさんの手をとって「一緒に行く」のだという意思表示をちゃんとしているところがまた最高に尊いと思いませんか?(あとユニの舌出しもめっちゃかわいい)
それだけではありません。
二人の尊いポイントはこれだけではないんです。
今一度、前半パートを思い返していただきたいのです。
具体的にいうと、みんなから反対を受けたユニが、単独で盗みに行こうとしたとき、ひかるさんに止められる場面です。次のカットをご覧ください。
お判りいただけたでしょうか?
前半パートでは、ひかるさんが1人で行こうとするユニの手を掴み、ユニがそれを振りほどいています。が、後半パートでは、逆にユニがひかるさんの手を掴んで、一緒に行くのです。
何と素晴らしい対比でしょうか…
演出がうますぎて悶絶しました。本当にありがとうございました(スタンディングオベーション)
※手を掴む対比と言えば、スタプリ25話でもありました。こちらも尊くて好きです。
惑星レインボーの指輪の「存在意義」とは?
惑星レインボーの指輪は感情に合わせて光るときの色が変化する宝石です。なぜこういう効果を持つものが、レインボー星人の象徴たるオリーフィオが身に着けていたのでしょう? なぜこの指輪はそこまで大切にされていたのでしょう?
ここからは私の妄想です。
レインボー星人たちは、「変化能力」を有するがために、人々から差別され、迫害されてきた歴史を持つ民族です。人々にとっては、いかようにも姿かたちを変えられるレインボー星人の「本当の姿」は分からないわけで、信頼関係を構築するためのハードルはなかなか高いものであったことが想像できます。
少し話は逸れますが、皆さんは「人狼ゲーム」をご存知でしょうか? 複数人で遊ぶ正体隠匿系と呼ばれるアナログゲームで、参加者の中に少数の「人狼」が隠れており、他のメンバーたちは協力しながらその「人狼」を会話等を通じて見つけていくというものです。人狼は自分の正体がバレないように「人狼ではないフリ」をして紛れ込むわけですが、そうすると、参加者たちは「誰が人狼なのか」さっぱり分からなくなります。
ここで仮に人狼ではないあなたが、「私は人狼ではありません」と主張したとしても、その発言はまったく意味がありません。なぜなら、あなたがもし人狼であったとしても、「私は人狼です」とは言わないからです。
何が言いたいかというと、現実の異文化交流においても似たようなことが起き得るということです。ノットレイダーのような正面衝突していくスタイルの侵略者は分かりやすいですが、中には「善良な面」をしながら親しげに近付いてくる侵略者も存在します。相手がそういった「悪意のある侵略者」であるのか「善良な異星人」なのかを判断することが難しいのと同様に、自分がそういった「悪意のある侵略者」であるのか「善良な異星人」であるのかを証明することもまた、非常に難しいことなのです。
そしてレインボー星人たちは「変化能力」を持っているせいで、ただでさえ「信頼に欠ける民族」であるというレッテルを貼られてしまっています。このマイナスの信頼感を覆すのは困難です。しかしそんなとき、「本心」を伝えられる惑星レインボーの指輪があればどうでしょうか?
そう、指輪があれば、レインボー星人たちの話が紛うことなき「本心」に基づくものだと立証してくれるわけです。今回のドン・オクトーとユニのやり取りのように。
指輪があれば、「自分のことを相手に知ってもらう」ことができ、異星人との交流をよりスムーズに行うことが可能となります。指輪があれば、その人の「本当の感情」が明らかになるわけですから、どれだけ姿かたちを変えられるレインボー星人であっても、自分たちの「本心」をそのまま相手に伝えることができるのです。
これは非常に強力なコミュニケーションツールであり、疑われがちなレインボー星人たちにとってはまさに「神具」と言えるアイテムであり、だからこそ、レインボー星人の長たるオリーフィオが身に着けていたのだと思うのです。
※オリーフィオは何者なのか?という考察です。
ラストで指輪が「黄色」に光った理由
ララ「ユニ、怪盗は続けるルン?」
ユニ「そうね。惑星レインボーの宝を取り戻すまで、やめるわけにはいかない。…でも、みんなを悲しませるようなことはしないわ」
このとき、ユニの身につけていた指輪はイエロー(喜び)を示します。
なぜ指輪が黄色に光ったのかというと、まず考えられるのは「指輪を取り戻せた」という喜びによるものでしょう。この指輪はレインボー星人たちにってもっとも大切な存在・オリーフィオの身に着けていたものであり、いわばレインボー星人たちを象徴するような宝です。それを取り戻せたわけですから、ユニが「喜び」を感じるのは当然です。
ただ、ここで注目したいのは、指輪が光ったタイミングです。
指輪が黄色に光ったのは、「やめるわけにはいかない」を言い終えた後、「でも…」と言い始める前です。
怪盗を続けるのか? というララの問いに答える際に指輪が黄色く光ったという事実は、指輪を取り戻せたという理由だけではなく、「このタイミングだからこそ」黄色く光った理由があるのではないかと思うのです。
指輪が黄色く光った理由を考えていく前に、ユニの台詞の意味について解釈してみます。ユニは「みんなを悲しませるようなことはしないわ」と言うわけですが、これは何を意味しているのでしょう?
ここでいう「みんな」とは、「プリキュアのメンバー」のことを指していると思われます(※1)。そう考えると、「みんなを悲しませるようなこと」というのは、「人の大切なものを何の対話もせずに奪う」ことを指していると解釈できます。
怪盗はやめるわけにはいかないけれど、人の大切なものを奪うことで、メンバーたちを悲しませるようなことはしない、人の大切なものを何の対話もせずに奪ったりはしない、とユニは言っているわけです。
36話の前半パートで、「素直にお願いして返してくれる相手だと思ってるの?(ユニ)」「やってみなくちゃわかんないじゃん!(ひかる)」というやり取りがあったように、ひかるさんたちが主張しているのは、「最初から分かり合えないと決めつけたりせず、対話をしたうえでお願いしてみようよ」というものです。
もともとユニはその「対話」すらもどうせ無理だと否定していましたが(※2)、今回のドン・オクトーから「対話」によって指輪を返してもらえたという経験したことで、その考えを改めざるを得なくなりました。
ユニは今後、レインボーの宝を取り戻す際には、まず最初に「対話」を試みるようになるでしょう。その対話が仮にうまくいかなかった場合には、改めてどうすればいいのか考えるのでしょうが、いずれにしても安易な怪盗行為はもう二度としないはずです。
ユニがこんなふうにひかるさんたちの考えを尊重するようになったのは、ひとえに、ひかるさんたちの存在がユニにとって「大切なもの」になったからだと言えます。それを証拠に、ユニは36話でみんなから褒めちぎられた末に、小さな声で感謝の言葉を述べています。
ユニ「…ありがと」
ここまで考えると、このタイミングで指輪が黄色に光った理由もだんだん見えてきます。つまり、ユニはこのとき、自分のことを受け入れ、心配し、支えてくれる大切な仲間がいることを実感したのではないでしょうか。
そのことに「喜び」を感じたからこそ、指輪は黄色に光ったのだと思うのです。
※1 ここでいう「みんな」が、「盗みをはたらく相手を含めたすべての人」を指している可能性もありますが、話の文脈としては、自分のことを心配してくれているプリキュアのメンバーを指していると考える方がどちらかというと妥当なように思います。もっとも、いずれにしても、ユニが言いたいことが「人の大切なものを何の対話もせずに奪うようなことはしない」というものであることには変わりありません。
※2 対話もせずに最初から「分かり合えるわけがない」と決めつけて相手の大切なものを奪うのは、まさにノットレイダーがやっていることです。その意味において、これまでのユニの怪盗行為はノットレイダーの侵略行為と同じ意味を持つものであったとも言えます。
スタプリ36話の感想考察まとめ(後編)
- ドン・オクトーは今のところ悪人としては描かれていない
- ドン・オクトーが指輪を返したのはユニの境遇に共感したから説
- 怪盗ブルーキャットは怒りではなく悲しみを背負っている
- ひかユニの手の描写が前半パートと後半パートで対になっていて尊い
- 惑星レインボーの指輪は「自分のことを知ってもらう」ための強力な道具
- ラストで指輪が黄色に光ったのはひかるさんたちがいてくれることへの喜びを示している説
スタプリ36話の感想考察(前編)です。
キュアコスモの変身バンクについての考察です。
スタプリ36話、大好きな回でした。「本心を隠すサングラス」と「本心を見せる指輪」という真逆の効果を持つ二つのアイテムが物語をより魅力的なものにしていましたし、「正義の象徴たるアン警部補」が加わることで「ユニの犯した罪」がさらに深く掘り下げられていたと思います。
何とか37話が始まる前に書き終えてよかったです(白目)
以上、スター☆トゥインクルプリキュア36話の感想考察でした。
長々と読んでいただきありがとうございました。