トロピカル~ジュ!プリキュアの4話、よかったですね。他のみんなもそうですが、キュアパパイアことみのりん先輩もとてもかわいかったです。
作中ではみのりん先輩が昔文芸部で書いていた小説、『マーメイド物語』がチラっと登場していました。あらすじについては語られていた通りですが、肝心の本文、どういうものなのか気になりませんか? 気になりますよね?
というわけで、一瞬だけ映っていたカットからその内容を書き出してみました。感想も考察もない妄想まみれの記事ですのでご注意ください。
『マーメイド物語』のあらすじ
まずはマーメイド物語のあらすじについてです。
作中では、まなつが下記の通り説明してくれてます。
海で溺れたドジな人魚と、助けた人間の女の子。
仲良くなった二人は凶悪なドラゴンから世界を救うため、七つの海を巡る冒険の旅に出る。
ドラゴンの目的は世界中のフルーツを食べ尽くすこと。フルーツが大好きな女の子は勇敢に立ち向かう。この伝説のパパイアは、ぜったい、あなたには渡さない!
作中でチラっと映されていた本分を書き出してみる
次にマーメイド物語の本文を書きだしてみます。 (この場面以外に本文が映されている場面はありません)
少女
「あの
私たちに
少女は高ら
人魚はその顔
「それでこそ私
そして、少女と
次の日の朝
日課の発声練習と髪の
そうこうしているうちに
「おはよう」
人魚は髪のお手入れをしな
「おはよう、お寝坊さん」
少女は寝起きの顔で少し唇
「そんなに遅くはないよ」
人魚はくすくすと笑いながら
「そうかしら、私なんて、日
「はいはい、遅く起きたお詫びに
「やったぁ、あなたの作る朝食は
人魚は髪のお手入れが終わった
「そういえば」
少女が朝食を食べながら
「なにかしら?」
人魚は上品にパン
「さっき、朝
なんで
何か
人魚
これは名作の予感がしますね。
みのりん先輩がそう遠くない未来に神字書きとなって人間界のみならず人魚界をも熱狂の渦に巻き込んでいく光景が目に見えるようです。
……でもちょっと待ってください。
この画面に切れてて見えない部分、気になりませんか?
気になりますよね?
わたし、気になります!
作中で語られていたあらすじとこのカット以外には一切ヒントがありません。そうなると残された手段は一つだけです。そう。妄想です。
勝手に妄想で補完してみた
少女は振り向くと、人魚の目を見て言った。
「あのドラゴンは世界中のフルーツを独りで食べ尽くそうとしてるんだよね? でも大丈夫だよ。
私たちに敵うやつなんて、この世界にはどこにもいないんだから」
少女は高らかに笑う。
人魚はその顔を見つめながらポカンとしていたが、やがてつられたようにくすりと笑った。
「それでこそ私のパートナーね」
そして、少女と人魚は手を繋ぎ、夕日に輝く水平線を眺めるのだった。
次の日の朝
日課の発声練習と髪のお手入れをしながら、人魚は少女が起きるのを待つ。
そうこうしているうちにようやく少女がのそのそと起きてきて、人魚に声をかけた。
「おはよう」
人魚は髪のお手入れをしながら少女に視線を向ける。
「おはよう、お寝坊さん」
少女は寝起きの顔で少し唇を尖らせる。
「そんなに遅くはないよ」
人魚はくすくすと笑いながら言った。
「そうかしら、私なんて、日の出より早く起きてたけど」
「はいはい、遅く起きたお詫びに朝食を作ってあげるから」
「やったぁ、あなたの作る朝食は美味しいのよね」
人魚は髪のお手入れが終わったのを確認すると、屈託のない笑顔を浮かべた。
「そういえば」
少女が朝食を食べながら、思い出したように口を開く。
「なにかしら?」
人魚は上品にパンをちぎりながら尋ねる。
「さっき、朝早くから起きてるって言ってたよね?
なんでそんなに早起きをしてるの?
何か理由があるの?」
人魚は手を止めると、口に運びかけていたパンをお皿に置いた。
海で溺れるドジな人魚さんはちょっと小生意気な感じで、人間の少女の方は元気ハツラツな感じのイメージです。人魚さんは少女に軽口を叩いてるけど内心では自分を助けてくれた彼女をとても信頼してて、でも素直に言葉にするのは恥ずかしくてできなくて、ついつい上から目線の言葉遣いをしてしまうんですよね。ちなみに人魚さんが朝早起きしてたのは朝日を反射してキラキラ輝く海を見るのが好きだから…というのは表向きの理由で、本当は少女の寝顔を明るいところで見たかったからです。
はい、ぜんぶ妄想です。
お付き合いいただきありがとうございました。
終わりに
マーメイド物語、商品化してくれないですかね。発売されたらぜったいに買いますのでどうかよろしくお願いいたします。
ちなみにフォロワーさんから教えてもらったのですが、『人魚姫』は同性愛者だったアンデルセンが自分自身を重ね合わせた物語だという考察があり、とても興味深かったです。リンクを貼っておきますので、興味のある方はとうぞ。
参考リンク:
アンデルセンの名作『人魚姫』に隠された秘密 | The Professional Translator (ザ・プロフェッショナル・トランスレーター) - バベル・プレス
【宣伝です】
百合濃度が高いことで有名なふたご先生のヒープリの漫画ももうじき発売です。楽しみですね。