星奈ひかるはスター☆トゥインクルプリキュアの主人公(ピンク)です。
さて、ひかるさんについては、かねてより「学校の友達がいないのでは」という心配の声がありました。
実際のところ、「星奈ひかる友達いない説」はどこまで正しくて、どこまでは誤りなのでしょうか?
スタプリ第13話のララと登校したときの描写、そして公式のインタビュー記事などを根拠に考察・分析してみたいと思います。
- 星奈ひかる友達いない説についての考察
- 学校における星奈ひかるの立ち位置(スタプリ13話)
- 話し相手がいないわけではない
- 特別に仲のいい友達はいなさそう
- 星奈ひかるは一定の信頼を得ている
- スタプリ公式のインタビュー記事
- まとめ
星奈ひかる友達いない説についての考察
そもそも、「星奈ひかるさん友達いない説」をはじめて聞く方もいるかもしれないので、簡単に説明しておきます。
ひかるさんに友達がいない説の根拠は、下記の通りです。
- ドーナツ屋のお姉さんが、ひかるがララやまどかを連れてくると「お友達!?」と驚き、嬉しそうな顔をする(スタプリ3話、9話)
- ひかるさんが学校の友達と仲良くしている描写が一切ない
次に、ひかるの学校生活が描かれたスタプリ13話で気になったシーンについて触れていきます。
学校における星奈ひかるの立ち位置(スタプリ13話)
スタプリ第13話にて、ついにララが「羽衣ララ」として学校に通うようになりました。
この回では舞台が学校になったので、必然的にひかるさんの学校生活の描写もかなりされています。
では、実際のところ、学校におけるひかるさんの立ち位置はどうだったのか?
だいたいこんな感じでした。
- 日常的な会話をする友達がいないわけではない
- 嫌われていたりいじめに遭っているわけではない
- ただ、特別に仲のいい友達がいる様子もない
- クラスメイトからは一定の信頼を得ている
それぞれの根拠について、作中描写を参考にしつつ説明していきます。
話し相手がいないわけではない
理科の授業中のカットです。
このとき、ひかるはカルノリ君と気軽に会話をしていました。
クラスに話し相手がいないわけではないことが分かります。
ところで、ひかるは女子グループではなく、カルノリ君たちと同じグループなので、邪推すれば「ひかるには女友達がいないのでは?」という考え方もあるかもしれません。
しかし、他グループを見ればわかるとおり、他のグループも男女2:2になっています。授業なので、完全に自由にグループを決めているわけではないと思われます。
したがって、ひかるが女子グループに属していない=女友達がいないとするのは早計だと考えられます。
ちなみに、グループの決め方は出席番号順(あいうえお順)ではないかとも考えましたが、「(か)軽部タツノリ」「(ほ)星奈ひかる」が同じ班にいるため、そういうわけでもないようです。
特別に仲のいい友達はいなさそう
女生徒「おはよう ルンちゃん!」
女生徒「ルンちゃん おは~!」
ひかる「ルンちゃん?」ララ 「オヨ?」
女生徒「語尾にルンをつけるのがかわいいから ルンちゃん! いいでしょ?」ララ 「オ… オヨ」
ひかる「いい! ルンちゃんいいね!」
女生徒「じゃあ教室でね ルンちゃん」
スタプリ14話のラストで、クラスメイトたちがララのことを「ルンちゃん」と呼ぶシーンがありました。
このとき、クラスメイトたちはルンちゃんには話しかけているものの、ひかると会話することはありませんでした。
このことから、ひかるは彼女たちと特別仲がいいわけではなさそうです。
そしてけっきょく、13話でもひかるがクラスメイトと親しげに話しているシーンは1度もありませんでした。
13話を通して見ると、ひかるはクラスメイトと話をしないわけではありませんが(姫之城さんとも話はしてた)、ララやまどか、えれなたちのような親しい友達はやはりいないように見えます。
星奈ひかるは一定の信頼を得ている
これまでに書いたとおり、星奈ひかるさんには特別仲のいい友達がいる気配はしないものの、特別嫌われているわけでもない様子が読み取れました。
一方で、なんだかんだいっても、星奈ひかるさんはクラスメイトたちから一定の信頼を得ているようです。
その理由は、ひかるとララは一緒に日直をする話になりましたが、それを考案したのが他でもないクラスメイトたちだからです。
ひかる「みんながね 最初の日直をわたしと一緒にやれば ララも安心だと思うって」
ひかる「ララはね もうこのクラスのララなんだよ!」
クラスメイトたちはララのことをひかるに任せたわけです。
ある程度の信頼がなければ、このようなことを任されたりはしないはずです。
スタプリ13話の考察です。
ひかララが尊すぎてショック死するかと思ったのは私だけではないと思いますが、そんなことは横に置いても、胸を打つ素敵な描写がたくさんありました。
スタプリ公式のインタビュー記事
などと考えていると、公式インタビューで、ひかるの友達いない説についての解説がありました。(2019年5月5日記事)
視聴者の方には「ひかるは同じクラスに友達がいないんじゃないか」と心配されているようですが(笑)、たまたま自分と同じ熱量で同じものを好きな子が学校のクラスにいないだけで、別にクラスで話をしないとかそういうわけではありません。(中略)本作では、そういった既存のコミュニティーに縛られなくてもいいという意味を込めて、ひかるは学校外によき理解者がいる子だということを、1年かけて描いていこうと考えています。
出典:TVアニメ『スター☆トゥインクルプリキュア』の広がり続ける世界を柳川あかりプロデューサーが紐解く【インタビュー】 | 超!アニメディア
このインタビュー記事からは、
- ひかるさんはクラスに友達がいないわけではない(いじめられてたり、孤立してるわけではない)
- しかし、特別仲のいい友達がいるわけでもない
ということが読み取れますね。
これは、スタプリ13話での描写とも矛盾しないように思います。
※とても面白いインタビュー記事なので、ぜひ読んでみてください。
まとめ
というわけで、星奈ひかるさん友達いない説についてまとめると下記の通りです。
- クラスに友達がいない→△
- クラスでいじめられている/避けられている/孤立している→×
- 一般的な会話をする程度の友達(?)はいる→〇
- ララたちのような特別仲のいい友達はいない→〇
- クラスメイトから一定の信頼は得ている→〇
子どもたちは、学校という限られた世界に生きているわけですが、校門の外に出れば広い世界が待っています。
さらに大気圏を突き抜ければ、もっともっと大きな宇宙が待っています。
スタプリは、ロケットがなくたって、無限大のイマジネーションがあればどこまでも遠くに行けるのだと、1年かけて子どもたちに教えてくれるのでしょう。
それにしても、「自分と同じ熱量で同じものを好きな子が学校のクラスにいない」って言葉が刺さる人、けっこう多いと思うんですよね。
子どもにとっても、大人にとっても。
私も子どものときにスタプリを視聴したかったな、とそんなことを思いました。
感傷に浸りすぎ?
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今でも時々思い出しては自分まで泣きそうになっています。神回。
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