金色の昼下がり

子持ちのFP2級がプリキュア(スタプリ)について割と全力で感想・考察・分析するブログ。書籍や映画のレビュー、節約キャンペーン情報もあります

書籍・アニメ・映画の全力考察

映画という名の「祝歌」『映画 スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて』感想・レビュー・全力考察

『映画スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて』(C)2019 映画スター☆トゥインクルプリキュア製作委員会 スタプリ映画(秋)、そのあまりの素晴らしさに見終えた後は茫然自失というような状態でした。ただ、前評判では「泣ける」「切ない」…

アニメの奇跡、あるいは奇跡のアニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形-』感想・レビュー

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形-』を見ました。 最初に申し上げておきますと、私はアニメ本編は未視聴です。見たことがありません。原作の小説も読んだこともありません。 出典:(C)暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレ…

『天気の子』の感想考察・レビュー 気になった点を時系列順にまとめてみた

出典:(C) 2019「天気の子」製作委員会 新海誠監督の『天気の子』、めちゃめちゃ面白かったです。 私が新海誠のアニメにはまったのは『彼女と彼女の猫』『秒速3センチメートル』がきっかけでした。 特に『秒速』は、アニメに対する見方を一変させられた作品…

トウガラシはなぜ赤くて辛いのか?たたかう植物──仁義なき生存戦略 稲垣栄洋 感想レビュー

トウガラシがなぜ赤くて辛いのか、皆さんは考えたことがありますか? この記事は、稲垣栄洋 著『たたかう植物──仁義なき生存戦略』の感想・レビューです。本書の内容に軽く触れながら、本書の魅力を紹介しています。

『わたしの百合はお仕事です!』5巻 未幡 著 感想考察レビュー その外面は何のため?

『わたゆり』こと、『わたしの百合はお仕事です!』の5巻(最新刊)が2019年6月18日に発売されました。 その名の通りドストレートの百合漫画なんですが、これがまた尊いのなんのって。 1巻からずっと追ってきているんですが、毎巻毎巻、その尊さにあてられて…

『ゆめみるがらくた』乙川灯 感想レビュー 少女とアンドロイドの短編百合漫画 その関係は、夢か現か

『ゆめみるがらくた』乙川灯著(第8回THE GATE編集部賞)を読みました。 少女×アンドロイドの(SF)短編百合漫画で、とても心に響くものがありました。 アンドロイドは登場しますが、SF要素はそれほど強くはありません。主眼として描かれているのは、「未来…

宇宙はなぜ「暗い」のか?感想 夜空が明るくない理由 オールバースのパラドックスの解決 津村耕司著

『宇宙はなぜ「暗い」のか』津村 耕司 (著) を読みました。 なぜ暗いのかなんて、考えたこともありませんでしたが、確かにいわれてみれば不思議ですよね。もし宇宙が無限で、星(太陽などの恒星)の数も無限に散らばっているなら、夜空はどこを見ても明るい…

【社会人百合漫画】『Drip』小雨日和 感想レビュー 諦観と欲望がせめぎ合う、心に刺さる傑作短編

小雨日和『Drip (モーニングゼロ2019年2月期奨励賞)』を読みました。 冒頭から心に突き刺さるモノローグと、胸倉を掴まれてグッと引き込まれるような描写の数々に圧倒されました。 劇的な事件が起こるわけではないですし、どちらかといえば物語は淡々と進…

ハイスコアガール 押切蓮介 1~10巻 感想レビュー 燃えたぎる心をぶつけろ【アニメ化 名作ゲーム漫画】

押切蓮介の名作熱血ゲーム漫画『ハイスコアガール』がついに完結しました。 過去にはアニメ化の話も進んでいましたが、著作権上のトラブルから座礁に乗り上げました。 しかしその後、再びアニメ化(2018年7月~9月)。 さらに、人気を博した同作は、アニメ2…

あの娘にキスと白百合を 缶乃 感想 1~10巻(最終巻)これは百合の宝石箱だ

『あの娘にキスと白百合を』がついに完結しました。してしまいました。 ひとまずは缶乃先生、長きにわたる連載、お疲れ様でした。 もともと缶乃先生のことは、『サイダーと泣き虫』で知りファンになりました。 なので、長編漫画『あの娘にキスと白百合を』の…

がっこうぐらし 感想 全力考察 Ωの発症条件は何か? かれら化の原因とは【漫画版 ネタバレあり】

いまさら『がっこうぐらし』を読んでいます。 時代に乗り遅れた感が満載で恥ずかしい限りです。 この作品は、次が最終巻です。 もうすぐに物語の真相が明らかになるわけです。 いまさら考察かよ、と自分でも思わなくもないんですが、自分の考えをまとめてみ…

わたしを離さないで 感想 考察 カズオイシグロ著【厨二病の時に書いた書評】(ネタバレあり)

誰しもがそうだと思うんですが、私にも厨二病をこじらせていた時期がありました。*1 そのころは読書にはまっていて、手当たり次第に本を読んでいたと記憶しています。 つい先日、厨二病時代に書いた書評を発掘してしまいました。 十年以上も前に書いたもので…

有害無罪玩具【全力考察 感想 レビュー】弾丸で打ち抜かれるが如き衝撃

『有害無罪玩具(詩野 うら)』を読了しました。 以前、ネット上で無料公開されているのをたまたま見つけたとき、頭を弾丸で打ち抜かれるような衝撃を受けました。 それが今回、出版化に至ったと聞き、書き下ろしもあるとのことでさっそく購入しましたが、い…

【感想・考察】シュガー・ラッシュ:オンライン【顕在したエゴイズムを克服できるか】

先日、家族で映画『シュガー・ラッシュ:オンライン』を鑑賞してきました。 『ズートピア』と制作スタッフが同じということで、今回もやはり「エゴイズム」が主題のうちの一つとなっている映画でした。 物語は、「ヴァネロペは自己実現できるか」「ラルフは…

【感想 考察 レビュー】シュガーラッシュとズートピアの共通点 潜在するエゴイズムに気付くとき

ディズニー映画なんて所詮は子ども騙しの綺麗さと都合の良さで塗装された、売上至上主義の象徴だと思っていた時期が私にもありました。 そんな私の拙い虚像をぶち壊してくれたのは、映画『シュガーラッシュ』でした。 ディズニー映画って、こんなに面白いん…

【感想考察レビュー】少女庭国 矢部 嵩 新たなる人類史、あるいは箱庭の百合

現代の奇書という触れ込みに興味を抱いて読みました。 内容としては、簡単に言うと、誰かを殺さないと脱出できない部屋に閉じ込められた少女たちの話です。 ありがちなエンタメ小説であれば、極限状態におかれた人間の心理や葛藤に焦点を充てたものになるで…