先日、映画プリキュアミラクルユニバースを見に行きました。
結論からいいますと、子どもたちの応援を受けてひかるたちが頑張る裏で、あきら様とゆかり様がずっといちゃいちゃする、とても楽しい映画でした。
この記事は、映画プリキュアミラクルユニバースの感想・考察をしたものです。
ネタバレありなので、未視聴のかたはご注意を。
1.各キャラクターの動きはどうだった?
あきゆかがイチャイチャする映画
まずは何といってもこれでしょう。
変身バンクでは別の惑星にいるにもかかわらず、当たり前のように階段を優雅に降りるあきら様と、どんな状況でも余裕の笑みを浮かべるゆかり様。
二人はいっしょにとある惑星に不時着するわけですが、そこではだいたいいちゃいちゃしてました。
敵が現れ、あきら様とゆかり様がロープでいっしょに縛られてしまうんですが、それもどこ吹く風で、見事なコンビネーションプレイで敵を倒していきます。
コンビネーションプレイをするときの、ゆかり様があきら様にいった掛け声がもう完全に狙ってるだろうスタッフ、スタッフ~という感じで尊かったです。
(キュアマカロン)優しくね…
気になるえみるとルールーは?
えみるとルールーですが、映画ではお別れ前の設定なのでしょうね。
えみるーも一緒に不時着して、2人で行動するわけですが、えみるが熱さのあまり冷却装置のあるルールーに抱き着くシーンとかは最高でした。
えみるーも久々に見れて尊かったですが、全体的に見るとあきゆかのインパクトが強かったかな、と思いました。
春映画の出演も最後ですしね。あきゆか。
星奈ひかるが珍しく(少し)しょげていた
ひかるって、本編のスタプリでは鉄人のようなメンタルの持ち主で、折れることを知らないカーボンナノチューブみたいな心を持っているようにも思うんですが、映画ではちょっとだけしょげていました。
自分の失敗でみんながつかまってしまったことでひかるは少しだけしょげるわけですが、先輩プリキュアからの「応援」もあり、それでもがんばって前進していこうとする姿は良かったですね。
2.敵キャラも応援を欲していた
ハグプリとの類似点
あと観ていて何となくハグプリを思い出したのは、本作の敵キャラである宇宙大魔王(ヤンゴの本来の姿)もまた、応援を欲していたという点ですね。
ハグプリの敵キャラであるクライアス社の幹部たちは、大切な人からの応援をもらえなくなった存在であり、応援される機会を失っていた人達でした。
だからこそ、キュアエールたちの応援がクライアス社の幹部の心の穴を埋めて、応援を取り戻した彼らは更生することができたわけです。
宇宙大魔王も応援が欲しかったので、人々を操って「ダークな応援」を得ようとしましたが、「人々に無理強いしてやらせた応援なんて紛いものでしかない」という言葉とともに粉砕されました。
ハグプリとの相違点
とはいっても、ハグプリが一線を画するのは、作中にて明確に「悪」の存在が描かれており(はなのイジメ問題など)、クライアス社が倒産したあともトゲパワワは存在し続けると明言した点です。
諸悪の根源はクライアス社ではない。
だからこそ、クライアス社が倒産しても、トゲパワワは存在し続ける。
でも、明日を信じる力が強ければ、トゲパワワを克服することができる。
つまり、ハグプリ的な世界観でいえば、ミラクルユニバースにおける「ダークな応援(ネガティブな感情の発露)」は紛いものでも何でもなく、実在し得るものであるわけです。
ところが、本作ミラクルユニバースでは、「ダークな応援は、悪魔大魔王が人々を操って強制的にさせたもの」という表現を一貫しています。
宇宙大魔王を倒せば、闇は消えて、めでたしめでたしなのです。
こういうのを見ていると、「また新しい物語が始まったのだな」「ハグプリは終わったのだな」などと、なんだかしみじみと思いました。
参照記事:HUGっと!プリキュア 47話 全力考察 いのちは闇の中のまたたく光だ
3.プリキュアミラクルユニバースの評価はどうなのか?
一部の否定的な評価に対するざっくりとした反論
ネット上では、ミラクルユニバースについての否定的な批評もあるようです。
もちろん、批判することそれ自体は憲法で認められた表現の自由であり、公共の福祉に反しない限りは認められるべきものです。
しかし同時に、批判の内容について異議を唱えることもまた自由であり、これもまた公共の福祉に反しない限りは認められるべきものでしょう。
ヴォルテールの名言とされてきた言葉(実際にはヴォルテールはいっていないという説が浮上していて真偽については検証中)で、次のようなものがあります。
「私はあなたの意見に反対だ。しかし、あなたがそれを主張する権利は命をかけて守ろう」
さて、プリキュアのメインターゲットは3~6歳の子どもであります。
これについては公式でも述べられている通りです。
(神木)20周年でも50周年でもなく、プリキュアは“15周年”を大事にしたいと思っていました。プリキュアは3~6歳がメインターゲットで、15年経つと5歳の子がハタチを迎えます。
したがって、大人である私たちがミラクルユニバースに対して意見を述べる際には、その事実を十分噛みしめたうえで行う必要があります。
大人である私たちがプリキュアを視聴するということは、子ども向けのジェットコースターに乗るようなものであり、レストランのお子様ランチを食べるようなものです。
それでおいて、「スリルが足りない!」「味付けが単調だ!」と批評するのは、果たして的を射た意見といえるでしょうか?
このあたりは、ハグプリに対しての批判と本質的には同じであるように思います。
もちろん、すべての否定的な意見に対して異を唱えたいわけではありません。
なかには私も確かになと思う部分はあります。
しかし、大前提として、プリキュアは子どもたちのためのものであることを忘れてはならないと思うのです。
子どもたちの応援がなければ、文字通りプリキュアは終わってしまいます。
だからこそ、まず私たち大人は、子どもたちに感謝すべきだと思うですよ。
プリキュアという作品を見せてくれてありがとうございます、と。
(これがいいたかっただけ)
子ども受けはどうだったか?
では、肝心の子ども受けはどうだったのでしょうか?
私が視聴した劇場では、子どもたちは一生懸命ミラクルライトを振ってプリキュアを応援しており、途中で退場する子たちは一人もいませんでした。
上映が終わったあとも、「おもしろかった」という子どもの声が聞こえるような感じでした。
あと、春映画の上映開始2日間では、歴代最高の動員数だったようですね。
参考サイト:『映画プリキュア』最新作が土日2日間で春映画歴代最高の興行成績を達成 | アニメイトタイムズ
と、何となくポジティブな感じですが、これらだけではデータが少なすぎて、実際に子どもたちに受けたのかどうかは分かりませんね。
今後の流れがいい方向に進むことを期待しておきましょう。
さもなくば、春映画や秋映画の上映が今後なくなってしまうということも十分にあり得ますからね。
というわけで、まだ足を運んでいない方は、ぜひ劇場でプリキュアを応援しましょう。
4.ミラクルユニバースの感想 考察のまとめ
ということで、この記事をまとめると下記の通りです。
- あきら様とゆかり様がいちゃいちゃしていた
- えみるーもえみるーで尊かった
- ハグプリとの類似点もあったが本質的には異なるストーリー
- 子どもたちのミラクルライトでの応援がかわいかった
劇場だと他の子どもたちの応援している様子が見れて、ライブのような一体感がありとてもいいですね。
以上、プリキュアミラクルユニバースはあきゆかがいちゃいちゃしててよかったよ、という話でした。
【過去のプリキュア(スタプリ)感想・考察記事です】