金色の昼下がり

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スタートゥインクルプリキュア 18話 感想 全力考察 親が子に救われる時(前編)【スタプリ】

 スタプリ18話、ひかるさんがかわいかったですね。

 私は星奈ひかるというキャラクターがとても好きで、特にあの笑顔が大好きなので、とても幸せな気持ちで視聴していました。

 

 この記事はスター☆トゥインクルプリキュア18話の感想や考察、分析をしたものです。ネタバレを含みますので、未視聴の方はお気をつけください。

※今回も記事が長くなったので二分割しています。

 

後編の記事はこちらから

 

 

暗い顔をするひかるは日陰に立っている

星奈ひかる、暗い

出典:スター☆トゥインクルプリキュア 第18話(C)ABC-A・東映アニメーション

 おなじみのプリキュア心理描写。

 お母さんの漫画の連載がうまくいかないかもしれない、と不安になる星奈ひかるさん。

 その不安を表現するように、ひかるさんは日陰に立っています。

 

「ママがんばって」の謎:妹(弟)がいる説

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出典:スター☆トゥインクルプリキュア 第18話(C)ABC-A・東映アニメーション

「ねるな」「集中!」「目指せ初連載(右側の壁)」といった紙のほかに、1つ気になるものがあります。

 

「ママがんばって」

 

 確かに、壁にはそう書かれた紙が貼られていますが、視聴者の方はこんな疑問を抱いたのではないでしょうか。

 

ママ?

 

 ひかるさんは母親のことを「お母さん」と呼んでいるのに?

 

 子ども時代のひかるさんはお母さんのことを「ママ」と呼んでいた...そう考えれば辻褄は合いますが、回想シーンで登場した子ども時代のひかるさんは、やっぱり「お母さん」と呼んでいました。「ママ」という単語を口にすることはありませんでした。

 

 というわけで、この謎について下記の仮説を考察してみました。

  1. 回想シーンよりも更に幼いとき、ひかるさんは母親のことを「ママ」と呼んでいて、そのときに書いた
  2. 呼ぶときは「お母さん」だが、文字にするときは「ママ」と書いている
  3. みんなの前では「お母さん」と呼ぶが、そうでないときは「ママ」と呼んでいる
  4. お父さんが書いた
  5. ひかるさんには実は妹(弟)がいて、妹(弟)はお母さんのことを「ママ」と呼んでいた。この紙も妹(弟)が書いたもの。訳あって今は家にいない(お父さんと一緒にいるとか)

 

 1、2は普通にあり得そうですよね。

 

 3はなかなか心に来るものがあって個人的に好きなんですが、二人だけのときにも「お母さん」と呼んでいたので、この説は否定されます。残念。

 

 4、今後、ひかるのお父さんが登場した際に輝美さんのことを「ママ」と呼んでいたら、この説の妥当性が上がりますが、現状では検証不能ですね(お父さんが書いたにしては、文字がポップすぎる気がしなくもない)

 

 5、ひかるさんに妹(弟)がいる説の爆誕です。どう考えてもひかるさんの妹(弟)を見たいがゆえに絞り出した説です。本当にありがとうございました。

 

結論:なにこの考察 

 

親が子を救う時

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出典:スター☆トゥインクルプリキュア 第18話(C)ABC-A・東映アニメーション

 三人の男の子に、「お子ちゃま」「ダサい」といわれたひかるさん。

 ひかるさんは自分の好きなものをどこまでも大切にする女の子です。

 それは今も昔も変わりません。

 

 ただ、幼い頃のひかるさんは、「好きなものが人と違うこと」をちょっぴり気にしている様子。だからこそ、好きなものを否定されたひかるさんは、ぽろぽろ泣いてしまいます。

 

 この瞬間、全国ひかるさんを見守る会の会員の皆さんは、挑発者の牙城を跡形もなく焦土化するべく、無慈悲な鉄槌を下そうと考えたことでしょう。

 

 そこへ現れる、ひかるのお母さん。

※このカット、覚えていてくださいね。テストで出ます。

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出典:スター☆トゥインクルプリキュア 第18話(C)ABC-A・東映アニメーション

ひかる「大好きな漫画を読んでたの そしたらね そんなのはお子ちゃまの読むものだって」

輝美 「ひかる 好きなものが人と違ったっていいじゃない ひかるが好きなものは ひかるだけの宝物なのよ だから大事にしてね」

 

 お母さんからの励ましを受けて、ひかるさんは笑顔を取り戻します。

 これは、ひかるさんというキャラクターのアイデンティティが形作られた瞬間であったともいえますね。

 

ブランコの隣には誰もいない

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出典:スター☆トゥインクルプリキュア 第18話(C)ABC-A・東映アニメーション

 回想シーンでのひかるさんは一人でブランコに座っていました。

 友達が近くにいる様子はありません。 この頃から、ひかるさんは自分の好きなものが他人のそれと違うことを自覚しており、実際に話の合う学校の友達はいなかったのでしょう。

 

 ランドセルも背負っていないため、放課後にいったん帰宅したあとに公園にいったのか、あるいは休日にふらふらと散歩をしにいったのか、そのどちらかだと考えられます。

 

 ちなみに、回想シーンで登場したひかるさんは何歳なのでしょうか?

「流星少女」という漢字を使っていること、身長や声色を考えると、小学4年生くらいではないかと考察しています。

 

 低学年だと、夕暮れ時に一人で外に行かせるには親が心配しそうですし、高学年にしてはやや幼く、身長も低いように見えるからです。

 

  星奈ひかるさんの回想シーンでも、やっぱり友達は登場しませんでした。ひかるさんの友達いない説について、考察、検証をした記事です。

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輝美は自分の描いた漫画を否定される

 輝美さんはスタプリ18話のなかで、自分の描いた漫画が否定される場面が3回ありました。

 1回目は男の子たちから、2回目は編集者から、3回目は星奈ひかるさんから。

 

 どういうことなのか、詳しく説明していきます。

 

1回目:ノーダメージ

 幼い頃のひかるさんが三人組の男の子たちから「お子ちゃま」だと嘲笑われたあとのシーンです。

 ひかるさんが持っていて馬鹿にされた漫画というのが、他でもない自分の描いた漫画だと知ったお母さん。

 

 このとき、お母さんは「自分の漫画が否定された」ことを知るわけです。

 しかし、その表情に映り込む感情は、怒りではありません。喜びです。

星奈輝美

出典:スター☆トゥインクルプリキュア 第18話(C)ABC-A・東映アニメーション

  物語の後半で、編集者たちから自分の描いた漫画を否定されたお母さんは凹んでしまいましたよね。

 でも、このときのお母さんは、少しも気にする素振りを見せません。

 それはなぜでしょうか?

 

 もちろん、どこぞの男の子たちから否定されるのと、編集者というプロフェッショナルから否定されるのとでは、受けるダメージも違うことでしょう。編集者に否定されてしまえば、連載すら続けられなくなってしまいますしね。

 

 しかし、それだけではないと思うのです。

 他でもない大切な娘が、自分の漫画を「大好き」だといってくれたこと。お母さんは、それが何よりも嬉しかったはずです。

 

 そうです。

「大好き」の持つ力は、「ダサい」といった負の感情の持つそれを上回るものなのです。

 

2回目:クリーンヒット

出典:スター☆トゥインクルプリキュア 第18話(C)ABC-A・東映アニメーション

 連載をかけた勝負どころ。

 しかし、お母さんの描いた「イケメン恋愛医療」漫画の評判は芳しくありません。

 

 編集者の上司から、「こんなんじゃ連載は無理だぞ」といわれているところを目撃したお母さんは、すっかり意気消沈してしまいます。

 

 連載ができなければ、漫画を描き続けることもできない。

 漫画が描けないということは、自分の好きなことができないということでもあり、仕事にあぶれるということにもつながりますので、気落ちするのも当然です。

 

3回目:とどめの一撃

  落ち込んでいるお母さんを救おうとするひかるさんでしたが、最初はうまくいきません。

 それもそのはず。このときのひかるさんの慰め方に注目してみましょう。

出典:スター☆トゥインクルプリキュア 第18話(C)ABC-A・東映アニメーション

ひかる「わたし お母さんの漫画好きだよ お母さんの描くファンタジー!」

 

 ひかるさんは嘘の吐けない女の子です。

 ひかるさんが好きだといっているのは、あくまでも「お母さんの描くファンタジー(お母さんらしい漫画)」であり、「お母さんの描くイケメン恋愛医療(お母さんらしくない漫画)」ではありません。

 

 ひかるさんはお母さんのことを励ましている一方で、暗に「お母さんの描いたイケメン恋愛医療」漫画は「違う」といっているわけです。

 

 実際、お母さんが「イケメン恋愛医療」漫画を描いているところを見たひかるさんの表情は、非常に浮かないものでした。

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出典:スター☆トゥインクルプリキュア 第18話(C)ABC-A・東映アニメーション

 

 ひかるさんとしては、「お母さんらしい漫画を描いてほしい」という想いからこの言葉を発したのだと思いますが、気落ちしているお母さんとしては、まさにとどめの一撃です。

 

 お母さんとしては、自分が必死になって描いた「イケメン恋愛医療」漫画を編集者たちから否定されただけではなく、実の娘からも暗に「違う」といわれたわけで、まさに瀕死の状態に陥ってしまいます。

 

輝美「好きってだけじゃダメ 連載がもてなきゃ 漫画家は続けられないのよ」

 

子が親を救う時

出典:スター☆トゥインクルプリキュア 第18話(C)ABC-A・東映アニメーション

 幼い頃はお母さんがひかるさんのことを救ったわけですが、今度はひかるさんがお母さんを救おうとします。

 

 回想シーンの画像を見比べてみると、見事な対比になっていることが分かります(テストで出るといっていたところです)

 

 しかしながら、この場面でのひかるさんによる「励まし」は効果がなかったことは前述したとおりです。

  では、何がお母さんを救う決め手となったのでしょうか?

 

 その答えをさぐる前に、やはりこの名言には触れなければならないでしょう。

 

誰になんていわれても 好きなものは好き

出典:スター☆トゥインクルプリキュア 第18話(C)ABC-A・東映アニメーション

テンジョウ「そんな落書きのために必死になるなんて あんたはお子ちゃまね」

ひかる  「誰に何て言われても すきなものはすき」

 

 お母さんの描いてくれた漫画「宇宙ゆけ!流星少女」が大好きだというひかるさんが、テンジョウから「お子ちゃま」だといわれて、言い返した場面です。

 

誰に何て言われても すきなものはすき

 

 …ましたね。刺さりましたね。これは。

 この言葉は、子どもたちにとっても刺さる子は少なくなかったでしょうし、大きなお友達にとっても同じだったのではないかなと思います。

 

「お子ちゃま」という言葉に過去の嫌な思い出がフラッシュバックし、怯みそうになるひかるさん。

 しかし、そのときひかるさんは思い出します。お母さんからいわれた言葉を。わたしの好きなものは、わたしだけの宝物なのだと。だから、大事にするんだと。

「大好き」という気持ちが、ひかるさんの足を振る立たせます。

 

 プリキュアの力の源は、「大切なものに対する想い」です。

 言い換えれば、それは「大好き」という気持ちでもあるのです。

 

 あのとき、お母さんがひかるさんを救ってくれたからこそ、ひかるさんはここで踏ん張ることができました。

 

 ちなみにスタプリ11話でもテンジョウさんから「お子ちゃま」といわれてひかるさんはボロボロいなっていましたね。

 あのときは、ただでさえ自分のせいでペンを失っているところへ、大好きな「宇宙」を否定され、自負であった「想像力」をも否定されるというダブルパンチを食らったので、精神ダメージが大きかったのもうなずけます。

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そして、輝美はひかるに救われる

星奈ひかる、かわいい

出典:スター☆トゥインクルプリキュア 第18話(C)ABC-A・東映アニメーション

 ひかる「お母さん ありがとう」

 

  輝美さんが無事に元に戻ったところで、ひかるさんは笑顔を浮かべてこういいます。「ありがとう」と。

 

  さて、この「ありがとう」にはどのような意味が含まれていたのでしょうか?

  1. 過去に3人組の男の子たちから馬鹿にされたとき、励ましてくれたことへの感謝
  2. テンジョウに勝つことができたのは、お母さんの励ましがあったからだという感謝
  3. お母さんの描く漫画から、たくさんの勇気をもらったことへの感謝

 

 などなど、ざっと考えてみると上記のようなものが思い浮かびますし、この「ありがとう」に込められた多重の意味には感動せざるを得ません。

 が、この場面では他に注目すべきことがあります。それは何か?

 

見てくださいよ、この天使の笑顔

 

 天使か。天使なのか。かわいすぎるぞスタッフ、スタッフ~。

 

 お母さんはひかるさんのこの笑顔に救われます。

 この笑顔を見たとき、お母さんは思い出すのです。

 お母さんの漫画(ファンタジー/SF漫画)が大好きだといった娘の言葉を。

 

 大好きという想い。

 これこそが、お母さんを救った決め手です。

「大好き」はプリキュアの力の源であると同時に、人を救うための重要な鍵にもなるのです。

 

 さて、娘のひかるが自分の好きなものを大事にしているというのに、自分自身は自分の好きなものを大事にしていなかったことに気付いたお母さん。

 

 お母さんは、内心で自嘲したことでしょう。

 おいおい、自分の娘にいったことを、私自身ができてないじゃないか、と。

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出典:スター☆トゥインクルプリキュア 第18話(C)ABC-A・東映アニメーション

 娘に読んでもらいたいがために、夢中になって描いた「宇宙ゆけ!流星少女」。

 それは孤独に生きていた少女に勇気を与え、今度はお母さん自身に勇気を与えました。

 

親子は一方的に与え与えられる関係ではない

 今回の主な話の流れを簡単にまとめると、こうなります。

  1. ひかるは男の子たちから「お子ちゃま」と馬鹿にされ傷付いた
  2. その際、ひかるは輝美の励ましによって、「好きなものを大事にする」という気持ちを強く持つようになった
  3. 輝美は「イケメン恋愛医療」漫画を編集者たちから否定され、「好きってだけじゃダメ」なのだと凹んでしまう
  4. ひかるはテンジョウに「お子ちゃま」と馬鹿にされるが(1と同様)、2で得た輝美からの励ましを思い出し、心を奮い立たせた
  5. 輝美はひかるの笑顔を見て、2の「好きなものを大事にする」気持ちの大切さを思い出した

 

 こうして見て見ると、子が親に、親が子に何かを与えたり元気づけたりしていることが分かります。

 これらはすべて地続きになっています。

 もし輝美さんが過去にひかるさんのことを励ましていなければ、ひかるさんは今回の輝美さんを救うことはできなかったでしょう。

 

 子どもは成長途中の存在ではありますが、かといって大人が完璧な存在かというと、決してそうではありません。

 

 子が親から教わったり救われたりするように、親だって子から教わったり救われたりことはあるのです。

 

自分らしさ:それは「好きなものを大事にする」こと

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出典:スター☆トゥインクルプリキュア 第18話(C)ABC-A・東映アニメーション

  終盤のカットがまた良かったですね。

「目指せ! 初連載!!」という目標に、「自分らしい」が付け加えられています。

 

 これにより、お母さんの目標は「目指せ! 自分らしい初連載!!」になったわけです。

 自分らしさとは何なのか。

 諸説あるでしょうが、スタプリ18話において、それは「自分の好きなものを大事にすること」だと示されました。

 

 好きなものが人と違ってたっていい。

 その人の好きなものは、その人だけの宝物。

 誰に何と言われても、好きなものは好き。

 

 ほんと、いい言葉ですね(しみじみ)

 

スタプリ18話の感想考察まとめ(前編)

  • 輝美は自分の漫画を3回否定された
  • 親が子を救ったと思いきや、今度は親が子に救われていた
  • その対比の描写がお見事すぎる
  • 星奈ひかるさんの笑顔が(天使)
  • 自分らしさとは「好きなものを大切にする」こと

 

 前回のスタプリ17話の感想考察です。

 プリキュアが戦う理由とは何なのかについて詳しく考察・解説しています。

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 キュアソレイユこと天宮えれなさんが何人のハーフなのかを全力で考察して全身全霊で外した記事です(供養)

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 スタプリ18話、ひかるさんの笑顔が煌めく素敵な回でした。

 私はひかるさんの泣いている顔も大好きなんですが、やっぱり笑っている顔はとってもかわいいですね。笑っている顔も泣いている顔も見れたので大満足です(私は矛盾の中で生きている)

 

 後編の記事では、ひかるのお父さんや祖父のこと、カッパードさんネタなど、気になる小ネタがたくさんあったので、そのあたりについての感想や考察をしたいと思います。

 →書きました(2019年6月7日)

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