スタプリ38話の感想考察(後編)です。
前編、中編では書ききれなかった描写の考察などをしています。
- ユニがたった一人でトラウマと向き合わされた理由
- アイワーンの「躊躇い」と「涙」
- 「足元の花の美しさ」とは?
- ユニの葛藤と秀逸な心理描写
- ユニはアイワーンの涙を受け止める
- 21話との対比
- ひかユニが尊い(100万回目)
- やっぱり地球も、惑星レインボーを救えない
- スタプリ38話の小ネタ
- おわりに
ユニがたった一人でトラウマと向き合わされた理由
中編の考察記事は、「アイワーンちゃんにとって38話はエグイ展開だった」という内容で書きましたが、ではユニにとってはどうだったかというと、こちらも「エグイ」ものだったと言わざるを得ません。
何がどうエグイかというと、まずこの「石化ビーム」です。
アイワーン「新発明だっつーの! みんなみんな…石にしてやるっつーの!」
アイワーンロボ23号で新しく搭載された石化ビームにより、地面に生えていた植物が石化されます。それを見たユニは過去のトラウマ、すなわち惑星レインボーの仲間を失ったときの情景を思い出し、思わずその場に座り込んでしまいます。ユニにとって、石化ビームは彼女のトラウマを刺激する最悪の兵器なのです。
しかも、スタプリはそれだけでは許してくれません。最大級のトラウマを前にして座り込んだユニに、容赦のない展開をしていきます。いつもならユニのことを支えてくれる仲間たちを、完膚なきまでに叩き潰すのです。
ここで一度、スタプリ20話を思い出していただきたいのです。
あのとき、巨大化したアイワーンちゃんを前にしてやられそうになっていたユニを、ひかるさんがボロボロになりながらも身を呈して助けてくれました。必死に自分のことを守ろうとしてくれるひかるさんを目前にして、ユニは自らを奮い立たせ、ついにキュアコスモに変身したことは、多くの方の記憶に残っていることかと思います。
あのとき、ユニが立ち上がることができたのは、ひかるさんが自分のことを守ろうとしてくれるのを直視したからです。
しかし、今回の38話では、ひかるさんたち他のメンバーはアイワーンちゃんの攻撃を受け、立ち上がることすらできなくなってしまいます。他のメンバーたちは、誰もユニのもとに助けに来ることはできません。
こうして、ユニは最大級のトラウマと宿敵のアイワーンちゃんに、たったひとりで向き合うことを余儀なくされるわけです。
では、なぜこのような展開になったのでしょう?
なぜユニは、最大級のトラウマを前にして、ひとりぼっちにさせられたのでしょう? なぜ仲間からの助けが届かないようにされたのでしょう?
スタプリは、「みんなで協力して物事を成し遂げる」ことの大切さを説く一方で(スタプリ7話のロケット修理回など)、「個人の抱える問題はその人の決断によって解決させる」というシビアな要求をします(スタプリ29~30話の惑星サマーン編など)。今回もその例に漏れず、ユニは自らの「決断」によって、アイワーンちゃんとの決着をつけざるを得ない状況に追い込まれます。
ここで、IFの話を考えてみます。今回のエピソードでひかるさんたちが助けに入っていたら、物語はどういうものになっていたでしょうか?
もしそうなっていたら、「ユニとアイワーンちゃんの物語」に「部外者」が混じることになります。というのも、本来的にユニとアイワーンちゃんの物語に他のメンバーは関係ないからです。アイワーンちゃんはユニの大切なものを奪い、ユニはアイワーンちゃんの大切なものを奪った。それがユニとアイワーンちゃんの物語です。もしひかるさんたちが助けに入ってしまうと、二人だけの物語が、二人だけのものではなくなってしまったかもしれません。
ユニの物語に決着をつけられるのは、ユニしかいません。
だからこそ、他のメンバーたちは地に倒れ、ユニはたったひとりでアイワーンちゃんと向き合わされたのです(※1)
※1 実際、今回の変身バンクはユニ単独のものになっています。これはまさに、今回のエピソードが「ユニ(とアイワーンちゃん)の物語」であることを物語っています。
アイワーンの「躊躇い」と「涙」
トラウマを前にして茫然自失としているユニ、そこに現れたのはかつてアイワーンちゃんの執事をしていたバケニャーンのモデルになった人物、ハッケニャーンでした。
アイワーンちゃんはハッケニャーンの顔を見たとき、「バケニャーン…」とつぶやたかと思うと、攻撃をいったん止めます。続くシーンでは、アイワーンちゃんは涙を流しながらユニのことを「許せない」と叫びます。アイワーンちゃんにとってバケニャーンという存在がどれほど大切なものであったのか、その「痛み」と「悲しみ」を想像させられる最高のシーンでした(瀕死)
「足元の花の美しさ」とは?
さて、二人のあいだに立ったハッケニャーンが何をするかと思えば、ポツリと、こんなことをつぶやきます。
ハッケニャーン「遠い星を見上げているばかりでは気付かぬものだ。足元の花の美しさに」
ハッケニャーンの言う「足元の花」というのは、「すぐ近くにあるもの」の比喩であり、「特別ではないもの」を指しています。そして、人はその「美しさ」になかなか気付けない、つまり「すぐ近くにある大切なもの」に気付けないのだと指摘しています。
この言葉を受けて、ユニはハッとなり、ひかるさんの言葉を思い出すわけですが、その前にいま一度ハッケニャーンの台詞を思い返してみます。
ハッケニャーン「よいか。お前はすでに運命の星を見つけている」
ユニ「え?」
ハッケニャーン「お前の探し物は運命の星がいざなう。見つけた星とともにある」
ユニはずっと、運命の星はどこか遠いところにあって、まだ見たこともないと思い込んでいたようですが、ハッケニャーンはユニがすでに運命の星を見つけているのだと指摘しています。これを併せて考えると、「運命の星は身近にある」、つまり「惑星レインボーを救える星は身近にある」という意味にもなります(※1)
では、その「足元の花の美しさ」が指すものは何なのか、ユニが思い出したのはひかるさんでした。
ユニ「あなたには関係ない! 何も知らない他人でしょ!」
キュアスター「知らないからだよ」
ユニ「え?」
キュアスター「だってさ。キラやば~☆だよ!」キュアスタ―「だからわたしは、守りたい!」
なぜここでひかるさんのことを思い出したのかというと、それはこのときのひかるさんによって、他でもないユニ自身が救われたからでしょう。そうだ。わたしはあのとき、ひかるに救われたんだ、ひかるのあの言葉に救われたんだ、とユニは思い返したわけです。
しかし、ひかるさんがユニのことを救える「特別な力を持つ存在」だったのかというと、決してそういうわけではないでしょう。ひかるさんは限られた人しか持っていない「特殊能力」を発揮したわけではなく、「知らないから知りたい」のだという、どこにでもありふれたような、何ら特別ではない「想い」を抱き、口にしただけです。しかし、ユニはその「特別ではない」言葉に救われ、キュアコスモに変身するに至りました。
それまでは半ば敵対関係にもあったユニとひかるさんが分かり合えたのは、相手のことを「知りたい」と想う力、すなわち「想像力」によるものです。「知らないから分かり合えない」のではなく、「分かり合いたいから知りたい」のであり、同じく敵対関係にあるユニとアイワーンちゃんと分かり合えていなかったのは、互いに相手のことを「知りたいと想っていない」ことが主因のひとつでした。
ユニはハッケニャーンの言葉を受け、ひかるさんの言葉を思い出し、「知りたいと想うことの大切さ」「分かり合いたいという想いの大切さ」に改めて気付くのです。
※1 実際、ひかるさんのトゥインクルイマジネーションについても、同じクラスメイトである姫ノ城桜子さんと「分かり合いたい」と願ったときに発動しています。トゥインクルイマジネーションは、遠いところにあるものではなく、特別なところにあるものでもなく、とても身近なところにあるものなのです。
ユニの葛藤と秀逸な心理描写
とはいっても、分かり合うことは困難なことであり、相手のことを理解することもまた簡単なものではありません。ましてや、ユニの場合、その相手は自らの仲間を奪った宿敵なのです。ここから約36秒間に渡ってユニの目が陰で見えなくなっていること、その間ずっと口元がぎゅっと結ばれていることなどからも、ユニが心の内で激しい葛藤と戦い続けていたことが読み取れます。
やがて、アイワーンちゃんの抱いている「想い」が、これまで自分の抱いていた「想い」とまったく同じものであることに気付いたユニは、そこですべてを悟ります。そのことは、それまでうつむいていたユニがハッとなって顔を上げ、陰になっていた目元が映るという演出によって表現されています。
キュアコスモ「同じだ…アイワーンと、わたし…」
このとき、再び足元の花がクローズアップされています(※2)。
ついに、ユニが「足元の花の美しさ」に気付いたことが明示されているわけです。
そして、ユニはイマジネーションの世界へとダイブします。
アイワーンちゃんのことを「知ろうとした」ユニは、こうしてついにアイワーンちゃんの心の奥に潜む苦しみや悲しみに気付くのですが、このときの表現技法がまた最高でした。
アイワーンちゃんの目から零れた涙は、「バケニャーンのいれてくれていた紅茶」に落ちていきます。ここで登場する「紅茶」は、「バケニャーン」=「奪われた大切なもの」の暗喩(メタファー)になっています。
アイワーンちゃんがなぜ涙を流しているのかということが、「紅茶」というたったひとつのアイテムだけでとても効果的に表現されており、私はこのシーンで(も)涙を禁じ得ませんでした。
※2 ちなみに、「足元の花」は石化ビームが発射された後も石化した様子がありません。怒りや憎しみの発露を受けたとしても、「足元の花」は石化することなく、その美しさを保ち続けることができるのだということを示しているようではないですか?
ユニはアイワーンの涙を受け止める
38話の描写は、映像と台詞が綿密にリンクしています。
まず、アイワーンちゃんの放った石化ビーム、発射口は「目」なんですよ。まるで、アイワーンちゃんの流す「涙」を象徴しているようです。
また、アイワーンちゃんの苦しみに気付いたユニは、その涙を、その苦しみや悲しみを「受け入れ」ます。そのことは、アイワーンちゃんの「石化ビーム」を避けるわけでも、自らの攻撃によって打ち消すわけでもなく、ただただ受け止める描写からも読み取れます。
それだけではありません。このあとのシーンで、ユニは「あなたと一緒に前に進みたい」と言うのですが、そのとき、ユニは確かに足を踏み出し、「前に進んで」いるのです。
キュアコスモ「過去だけを見るんじゃなくて、前に進んでいきたい。あなたと一緒に。自分だけじゃなくて、わたしはみんなと一緒に未来に行きたい!」
ここまで来たとき、なぜ今回、石化ビームというユニのトラウマを刺激するアイテムが登場したのかが分かります。トラウマに囚われるということは、過去に囚われるということです。しかし、ユニは今回、「過去だけを見るのではなく前に進んでいきたい」と叫びます。ユニが「前に進んでいく」ためには、トラウマを克服することが不可欠であったのです。
さらにさらに、この直後のカットを見ていただきたいんです。
ユニのトゥインクルイマジネーションが発動したとき、その輝きは石化ビーム(アイワーンちゃんの涙/アイワーンちゃんの苦しみや悲しみの象徴)を弾き飛ばすわけでもなく、退けるわけでもなく、「包み込んでいく」かのように描かれているのです。
トゥインクルイマジネーションは、相手をねじ伏せる力でもなければ、相手を倒す力でもありません。前編の記事でも触れたとおり、それは「分かり合いたいという想い」が具現化したものです。だからこそ、トゥインクルイマジネーションはアイワーンちゃんの石化ビームを優しく包み込んだのだと考えます。
21話との対比
38話は21話と似たような展開になっていますが、ユニとアイワーンちゃんが何を失い、何を得たのかというところが違っています(※1)
21話:敵対していたユニとひかるさんたちが和解
→アイワーンちゃんが大切なものを失って脱走
38話:敵対していたユニとアイワーンちゃんの関係が改善
→自らの苦しみを理解されたアイワーンちゃんはユニの苦しみに気付きかけて脱走
さて、トゥインクルイマジネーションによる「輝き(≠攻撃)」を浴びたアイワーンちゃんのその後の反応については、前編の記事でも考察済なので省略します。ここでは宇宙船に乗ったときのアイワーンちゃんの顔に注目してみます。
アイワーンちゃんは狼狽するような表情を浮かべていますが、怒りに満ちているというわけではなさそうです。
さて、スタプリ21話でも同様のシーンがありましたが、そのときのアイワーンちゃんの表情はこちらです。
21話では明らかに怒っていることが分かります。こうして比較してみると、「戦いのあとにユニの宇宙船に乗って逃げていく」というのは21話も38話も同じですが、アイワーンちゃんの胸中はまったく別種のものになっていることが読み取れます。
※1 ところで、スタプリ20話と38話は対になっており、二つのエピソードでは役者が入れ替わっているという見方もできるかもしれません。
20話では、大切なもの(ペンやフワ)を奪われていたにもかかわらず、ひかるさんはユニを守ろうとしていました。38話では、先に大切なもの(惑星レインボーの仲間)を奪われたユニが、アイワーンちゃんのことを許しています。どちらも、「相手と分かり合いたい」という気持ちに基づいて。要するに、20話のひかるさんは38話のユニであり、20話のユニは38話のアイワーンちゃんなのです。
ひかユニが尊い(100万回目)
もう100万回くらい言ってますが、38話のひかユニも大変尊かったですね。
ひかる「トゥインクルイマジネーションも見つかったし、ウラナイン星、キラやば~☆だったね!」
ララ「ひかる、よく描けてるルン!」
ユニ「ま、なかなかいい線、いってるニャン?」
えれな「ほんと、素直に褒めないね~」
このシーンの何が尊いかって、ユニは素直ではない誉め言葉をひかるさんに言うわけですが、ユニ自身が「素直ではない言い方だと自覚しながら」その言葉を口にしているということです。ユニは、自分の「素直ではない誉め方」が、ひかるさんにきちんと「伝わる」のだと理解しているのです。これはユニとひかるさんが互いに「分かり合えている」からこそできるコミュニケーションであり、ユニがひかるさんたちと「分かり合えている」ことを示す重要な描写にもなっています。
やっぱり地球も、惑星レインボーを救えない
そしてこの直後、ハッケニャーンのカットが挿入されます。
ハッケニャーン「見つけたな。探していた星を。レインボーの少女よ」
ユニの探していた「運命の星」というのが、他でもない地球であることが示されるわけですが、スタプリがうまいな~と思うのは、運命の星である地球が、惑星レインボーを直接救ってくれるわけではないというところです。
その根拠は、ハッケニャーンの台詞です。
先ほども引用したものですが、もう一度引用します。
ハッケニャーン「お前の探し物は運命の星がいざなう。見つけた星とともにある」
そう、ハッケニャーンは、「お前の探し物は運命の星がいざなう」としか言っていません。「お前の探し物」というのは、「惑星レインボーの仲間たちを元に戻す方法」を指していますが、運命の星が惑星レインボーを救ってくれるわけではなく、あくまでも「いざない」「ともにある」だけなのです。
地球、すなわちひかるさんたちは、直接的に惑星レインボーを救うことはできないのでしょう。しかし、ひかるさんたちと出会ったことにより、ユニはたくさんの大切なものを得ました。なかでも重要なのは「分かり合いたいという想い」であり、「想像力」です。ユニはそれらの力を用いて、仲間を、惑星レインボーを救っていくのです。
誰かの想像力が、他の誰に影響を与え、再び他の誰かに影響を及ぼしていく…。スタプリは、そうした「プラスの相互作用の連鎖」を描いています。ひかるさんから出発した「キラやば~☆」は、地球を飛び出し、星空界へ、惑星レインボーへと連鎖を続けているのです。
さて、それが「宇宙の片隅」にまで届くのは、いつになるでしょうか?
そのときが来ることを、私はとても楽しみにしています。
スタプリ38話の小ネタ
ここからは小ネタです。
スタプリメンバーの冬服
冬服めっちゃかわいい…!!
みんなかわいいんですが、ひかるさんのパーカーはイメージにもぴったりですし、とにかく最高の一言です。本当にありがとうございました。
ウラナイン星の由来(裏9)
ウラナイン星は占いが盛んな惑星なので、「占い」にかけてウラナインなわけですが、よく見て見ると惑星には「裏返しの9」の模様がついています。
こういう遊び心、大好きです。
おわりに
スタプリ38話(前編)の考察記事です。
スタプリ38話(中編)の考察記事です。
ここからは、超個人的な感想を書きます。
スタプリ38話、もう本当に素晴らしかったです。
ユニとアイワーンちゃんの物語がどのように着地するのかということは、私のなかではとても大きな関心事のうちのひとつで、不安と期待の入り混じった複雑な状態で放送日を迎えたのですが、もう涙が出るほど良かったです。嘘です。ボロボロ泣きました。
惑星サマーン編(29~30話)のときもそうでしたが、スタプリは一歩でも着地のしかたを誤れば途端に爆死してしまう危険の高いテーマを実に見事な手腕で描ききっています。しかも、それでいて全体的な雰囲気は重苦しくならず、細部の描写にこだわりながら、子どもたちに届きやすいよう様々な工夫が施されていて、本当に「すごい」作品だと思います。
38話の好きなところはいろいろ書きましたが、なかでも好きなのは「アイワーンちゃんがユニに謝罪せず、許すとも言わず、逃げて行った」ところです。スタプリは「分かり合うことの大切さ」を描く作品である一方、「分かり合うことの難しさ」を描く作品でもあります。「難しさ」を描かずに「大切さ」だけを描くのは簡単かもしれませんが、それをしてしまえば作品自体が「子ども騙し」のものになってしまいます。
ここでもし、アイワーンちゃんがユニに謝罪し、ユニのことを許すと言い、手を取り合えっていたならば、スタプリが一貫して描いてきた「分かり合うことの難しさ」という絵画に、一滴の黒いインクを落とすことになっていたかもしれません。
なので私は、今回、アイワーンちゃんがユニのことを「許す」と言わなかったこと、ユニに対して謝罪しなかったこと、一緒に地球に行かなかったことについては、最大限の賛辞を送りたい気持ちでいっぱいですし、その代わりにアイワーンちゃんがユニの苦しみに気付きかけるシーンを挿入していたところもまた大大大好きです。
さて、そんなスタプリも、残すところ1クール。
この時代に生まれ、スタプリに出会えたことに感謝しながら、残りの話も全力で視聴していきたい所存です。
以上、スター☆トゥインクルプリキュア38話の感想考察(後編)でした。
長々と読んでいただきありがとうございました。
<追記>2019年11月9日 16時30分
そういえば、アイワーンちゃんはノットレイダーという居場所を失ったと言っていますが、厳密にいうと、アイワーンちゃんはノットレイダーから捨てられたわけではなく、自分からノットレイダーという居場所を捨てたと言った方が適切に思えます(そのことは21話及び30話の考察でも触れています)
じゃあなぜアイワーンちゃんが自らノットレイダーという居場所を捨てたのかと言うと、それは、「怖かった」からなんじゃないかな、と思うのです。
アイワーンちゃんが自らの意思でノットレイダーを去ったのは、たぶん、「捨てられたくなかった」からじゃないかな、とか。幼少期に周囲から捨てられたアイワーンちゃんは、捨てられる事が怖かった。だから、捨てられる前に自分から去ったんじゃないかな、とか
— 金色 (@konjikinohiru) October 27, 2019
※21話の考察です。
※30話の考察です。