FP3級は一応は国家資格です。
しかし、その難易度は国家資格のなかでは難しいとはいえません。どちらかというとかなり簡単な部類に入ります。
FP2級を取得するためにはFP3級が必要なので、FP3級はそのステップアップとしての位置づけなのでしょう。
この記事は、そんなFP3級の難易度と、実際に取得するまでにどれだけ、どのように勉強したのかを経験談を交えてまとめたものです。
FP3級の難易度は低い
実際のFP3級(日本FP協会によるもの)の合格率は下記の通りです(2019年1月)
学科試験 74.09%
実技試験 83.38%
参考:2019年1月実施3級FP技能検定試験結果 | 日本FP協会
特にこれといった受験資格も必要としないなか、これだけ高い合格率になっていることからも、その難易度が高いものではないということはお判りいただけると思います。
FP3級の勉強時間はのんびりやって3か月程度
私の場合は、仕事をしながら試験に挑みましたが、勉強した期間はだいたい3か月程度でした。1日の勉強時間も0~1時間程度です。通勤中やちょっとした隙間時間にやっていた感じです。
特に大きなストレスを感じることなく、気楽にやっていました。
FP3級の勉強方法
一問一答の問題集をひたすら繰り返し解いていました。
参考書の類は特に購入していません。
分からないことがあれば、その都度、Googleで検索して自分で調べていました。
ネットで検索すると、FP問題の解説や用語の解説はいくらでも出てくるので、非常に助かりました。
ただ、いちいちネットで調べるのは手間といえば手間ですし、なかにはあまり詳しく書いていないサイトもあるので、分かりにくいといえば分かりにくいです。
また、ネットで調べながらやるいちばんの弊害は、つい勉強とは関係のないネットサーフィンをしてしまうことです。
集中して勉強をしたいのであれば、参考書を買うのが無難かもしれません。
FP3級は必要な資格?
私はもともとFP2級を取得することが目的だったので、FP2級はそのためのステップアップでした。
FP3級を取得していないと、FP2級の試験は受けられないんですよね…。
ということで、私にとっては必要といえば必要な資格でした。
※FP3級だけを所持していても、おそらく仕事や就職で役立つことはほぼないと思います。日常生活で役立つことがあるとすれば、
- 自分自身の知識になる
- 家族や友人に「FP3級持ってるよ」といえる
の2点でしょうか。
FP2級の取得に向けて
ちなみにFP3級の勉強をきっちりやっておけば、FP2級はそれほど難しくありません。私はFP3級の合格が決まった直後にFP2級の試験に申し込みましたが、それで合格することができました。
ただ、FP2級は選択肢が増えたり、記述式になったりしているので、知識が曖昧でも何とかなるFP3級の試験(選択肢が3つのマーク式!)とは違い、曖昧なままだと玉砕する可能性があります。
なので、せっかくFP3級を勉強するなら、分からないことは分かるようにしておきつつ、そのままホップステップジャンプでFP2級に飛んでいけるようにしておくと後々とても楽だと思います。
実際、FP2級の方が、勉強のストレスは少なかった気がします。
FP3級の合格したときの正答率
私は2問間違いでした。
正答率としては95%以上で、思わず自分を褒めたたえました笑
実際に私が使っていた問題集はこちらです。
一問一答のような形式で問題が羅列されているので、隙間時間にやるにはちょうどよかったです。重要度も載っているので、重要度がもっとも低いものは飛ばしたりしていましたが、それでも高い正答率で合格できました。
終わりに
お金の問題は生きている限りついて回るものです。
FP3級の資格を持っておくこと自体にはあまりメリットがあるとはいえませんが、FPの勉強をすること、お金の勉強をすることには大きな意味があると思います。
実生活で役立っていると思うのは、やはり資格持ちになると自分の発言を受け止めてもらいやすくなるということでしょうか。資格を持っている前と後では、親とお金の話をするときの反応がけっこう違うなと思います。
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