キュアスターこと星奈ひかるは、スター☆トゥインクルプリキュアの主人公であり、ピンクキュアです。
突然ですが、私は星奈ひかるさんというキャラクターが大好きです。
放っておくと壊れかけのRadioみたいに好きなところをいいそうになってしまうので普段は自重しているんですが、今回は多くの人を救ってきたひかるさんの「天使の笑顔」について語りつつ、その笑顔に救われた人達の末路をまとめていきたいと思います。
まどかを救った笑顔
スタプリ9話、「毎日が綱渡り」の香久矢まどかさんを、綱の上からそっと降ろしてあげたときのカットです。
笑顔が素敵すぎるんですけど(机を叩きながら)
こんな笑顔でのぞきこまれて手を引かれたら、誰だってついていかざるを得ません。
ひかるさんに連れられて初めて商店街に遊びに行ったまどかさん。これ以降、まどかさんのいきいきとした表情が描かれるようになっていきます。
また、このときひかるさんがまどかさんの手を引いたことは、今後の物語上の大きなターニングポイントにもなっていました。
というのも、まどかさんがこのときに商店街に行っていなければ、オークションでの大逆転劇を起こせなかった可能性があるからです。
まどかさんは、ひかるさんに商店街に連れて行ってもらいました。そこでスタードーナツの美味しさを味わえたからこそ、オークションで「このドーナツには1つ10億キランの価値がある」という理論を自信をもって展開することができたわけです。
さらに、スタプリ9話をきっかけにして、まどかさんと他メンバーの距離は一気に縮まったわけですが、もしあのままメンバーが親しい関係になっていなかったら、まどかさんは自分のことを信じることができず、全国弓道大会で優勝することもなかったかもしれません。
逆に、スタプリ9話ではひかるさんがまどかさんを救ったわけですが、スタプリ11話ではまどかさんがひかるさんを救い出します。
自分のせいでノットレイダーにペンを奪われてしまったと落ち込むひかるさん。ロケットやプルンスたちの存在がバレそうになっているのに、ショックのあまりひかるさんんはその場から逃げることができません。
そんなひかるさんの手を優しく引いたのは、他でもないまどかさんだったのです。
まどかさんを救ったひかるさんの笑顔。
それはやがて、ひかるさん自身を救うことにも繋がったのです。
尊。ただただ尊。
まどかさんの末路
- 大切な友達ができた
- 自分のことを信じられるようになった
- 友達や大切なものに降りかかる危機を救える存在となった
スタプリ9話の振り返り。まどかさんが綱から降りた記念すべき回でした(そしてひかララ幻のキスシーン!)
ララを救った笑顔
この「にっ」と笑う表情、めっちゃ好き
ひかるさんとララさんはいわゆる「ひかララ」の関係であり、その親密さと尊さについてはこれまでも熱く熱く語ってきたとおりです(↓たとえばこの記事とか)
ひかララの兆しはスタプリ1話からすでに見えており(運命的なガール・ミーツ・ガール)、その後も何度かララはひかるさんに救われてきて、他人に頼ることを覚えたり、名字をもらったりしましたが、現時点での集大成となるのはやはりララが初登校したスタプリ13話でしょうか。
この「手繋ぎ」は何度見ても泣けます
自分の「らしさ」を否定するララ。
そんなララに、「ララはララでいいんだよ」と女神・星奈ひかるさんは優しく語りかけます。
それからというもの、ララは自分自身の個性を受け入れ、「ルン」を堂々と使うようになりました(直近だと、スタプリ18話でひかるのお母さん・輝美から「ルン?」と聞き返されたときも、「ルン!」と自信たっぷりに答えていましたね)。
スタプリ13話はとんでもない神回で、初見のときはあまりの衝撃と尊さに言葉を失い、自分が人間であることすら忘却してしまいました。空気。我、空気なり。
ララの末路
- 地球人の友達ができた
- 1人では難しいことに関して他人に頼ることを覚えた
- 自分の「個性」を認められるようになった
- 名字をもらった(結婚)
スタプリ13話の振り返り。
目を凝らすと見えてくる神演出の数々に酔いしれます。ひかララ。おお、ひかララ。
マオ/ブルーキャットに見せた笑顔
この瞳! ドキドキドリームが煌めくこの瞳!
惑星レインボーのお宝を見て、すごいすごいと感動しているひかるさん。
ひかるさんは、そのキラキラと煌めく笑顔をブルーキャットに向けます。
これにはあのブルーキャットですら、思わず口元を緩ませます。
ブルーキャットは依然として完全に心を許してはいないですし、ブルーキャットが救われる展開というのはもう少し先でしょう。というわけで、ブルーキャットの「末路」についてはまだ書きません。
しかし、それがいつになるにしても、いずれブルーキャットは女神・星奈ひかるさんによる笑顔の洗礼を受けることになると私は考えています。
その根拠について考察した記事です。
母・輝美を救った笑顔
あっ…あっ……(あまりのかわいさに言葉を失う)
子どもを救おうとしていたら、いつの間にか子どもに救われていた。
スタプリ18話、感動の親子回です。
ひかるさんがこのような笑顔を浮かべられるようになった要因の一つとして、お母さんの愛情があったことは間違いないでしょう。
子どものひかるさんも天使!
大好きなお母さんの漫画を馬鹿にされ傷付いていたひかるさん(子どもver)に、母・輝美は語りかけます。
輝美 「ひかる 好きなものが人と違ったっていいじゃない ひかるが好きなものはひかるだけの宝物なのよ だから大事にしてね」
いや、圧倒的名言ですね。
何度見ても涙が出そうになる、まさに「スタプリ」という作品をぎゅっと凝縮して詰め込んだような言葉。
このときの言葉を、ひかるさんはずっとずっと忘れませんでした。
この言葉があったからこそ、ひかるさんは「人と違う趣味」であっても大切にし続けることができました。
また、たとえ気の置けない仲の友人がいなくても、自分を卑下することなく、胸を張って「好きなものは好き」だという矜持を胸に抱き続けられたのも、この言葉のおかげでしょう。
もしこの言葉がなければ、ひかるさんは「好きなものは好き」という矜持を持てていなかったかもしれません。
そうやって孤独に苛まれたひかるさんは、ララと出会うこともなかったでしょうし、プリキュアになることもなく、おそらくまどかさんと仲良くなることもなかったでしょう。
すべてはここから始まった、といえるかもしれません。
さて、そんな中学生になったひかるさんが、今度は自分の漫画を、自分の「好き」を卑下するお母さんを救いました。
お母さんの言葉は、ひかるさんを救い、やがて自分自身を救ったわけです。
輝美の末路
- 「好き」を大事にすることを思い出した
- 自分の好きなファンタジー漫画で、編集者から評価を得た
スタプリ18話の振り返り。素晴らしい親子回で、対比の演出も見事でした。
まとめ:星奈ひかるの笑顔は圧倒的な天使
というわけで、エンジェルオブエンジェル・星奈ひかるさんの笑顔は色んな人を救ってきたという話でした。
あんまり考察っぽい考察はしませんでしたが、たまにはこんな記事もいいかなって(甘え)
ちなみにメンバーのなかで唯一、えれなさんに関してはひかるさんから救われたという明確な描写がありません。
えれなさんその完璧超人っぷりを発揮しつづけていますが、彼女が救われるとしたらまどかさんなのかなと考察しています。その根拠はこちらに書いています。
ひかララの変身バンクに隠されたぶっ飛び級の「尊さ」について考察しています。
それからどうでもいい話ですが、私自身、ひかるさんの笑顔にはとても救われています。そんな私の末路は(以下略)